本文へ移動

J’s GOALニュース

一覧へ

【ニューカマー・レコメンド】天性のリーダー的存在:鈴木大輔(新潟→柏) (13.02.11)

2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
----------
鈴木の周りには自然と人が集まる。新潟在籍中、練習後にクラブハウスから出るときは必ずと言っていいほど、誰かが行動をともにしていた。同期の川又堅碁とは加入当初、毎日のようにそろって自主トレのウエートトレーニングを行った。昨季はG大阪から期限付き移籍してきた平井将生と、プライベートで行動をともにすることが多かった。

後輩の鈴木武蔵、ブルーノ カスタニェイラ(日本名は鈴木順一)と「鈴木トリオ」を結成。主な活動は一緒に映画を見ることだった。この「映画部」は鈴木が加入当初、中心になって作ったもの。かつては酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)も在籍していた。男ばかり数人で映画鑑賞をするだけ。ただ、その直後は感想を真剣に話し合う硬派な「部活」だった。「みんなで熱く語り合うのが楽しいんですよ」と鈴木。出席率が悪いと部員から練習生に格下げになる。その判断も鈴木が下した。「格下げ」第一号は東口順昭だった。

人が集まり、その中で自然と仕切り役になる。天性のリーダーシップの持ち主だった。昨季新潟は、苦闘の残留争いの末に、J1に生き残った。シーズン終盤、鈴木は練習中から大声でチームメートを叱咤した。少しでも集中力が欠けたプレーには、遠慮なく厳しい声を飛ばした。「全員が同じ方を向くために、言わなければならないことは、きちんと口にしていく」。同時に、ポジティブな雰囲気を作り出すことも意識していた。ミスをしたチームメートには明るい口調で気持ちの切り替えを促す。何よりも自分自身が引きずらなかった。「自分のミスから失点したときはヘコみますよ。でも、引きずっていてもどうにもならない。切り替えて次からミスしないようにするしかない」。

積極的、前向き。新潟の守備の要には、そんな表現が似合うメンタルと人柄が備わっていた。柏に移籍した今季、期待度は昨季以上のものがあるかもしれない。ただ、環境が変わっても、鈴木の強みに変化はない。どこにいてもチームの武器になるはずだ。

以上

-----------
★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
チケット好評発売中!

2013.02.10 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP