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【ニューカマー・レコメンド】ハードワークを体現する華奢なレフティー:美尾敦(鳥取→岐阜)(13.02.03)

2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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2012年11月15日、鳥取の契約満了選手が発表された。計11人という数の多さだったが、それ以上に驚きだったのが、美尾敦が含まれていたこと。昨季はチームで唯一、リーグ戦全42試合に先発出場。うち41試合にフル出場(残り1試合も85分までプレー)して、チーム最多タイの4得点も挙げていた。思わぬ事態に、ファン・サポーターから怒りの声が上がったのも無理はない。

この数字が示す通り、昨季は押しも押されもせぬ鳥取の主力として、1年を通してフル稼働した。開幕当初は2トップの一角で、その後は本来のポジションであるサイドハーフに移り、シーズン終盤はボランチ。利き足の左足から繰り出す長短のパスやミドルシュート、セットプレーで持ち味を発揮した。チーム事情に応じてポジションを変えながらも、それぞれに求められる仕事を懸命にこなし、J2残留の立役者の一人となった。

加入1年目の2010年もJFLでリーグ戦全試合出場。キャプテンを務めた2011年は、左坐骨疲労骨折による戦線離脱があったが、それでもリーグ戦26試合に出場して奮闘した。後半終了間際の苦しい時間帯でも、全力疾走で攻守に貢献する。
「試合が終わったとき、僕たちは、かろうじて立っていて、相手は倒れている。それぐらいやらないと、勝つことはできない」
と語り、勝利に欠かせないハードワークを自ら体現してきた。そんなタフネスぶりとは裏腹に、体つきは非常に華奢。スポーツ選手というよりは、モデルのような細さで、初めて近くで見る人は驚くだろう。

鳥取時代、テレビのインタビューなどでファン・サポーターへのメッセージを聞かれると、「一緒に戦いましょう」と呼びかけていた。自分が先頭に立って全力でプレーし、スタンドで見守る人々を導いていく。そんな姿勢が、鳥取での3年間で多くの共感を呼んだ。今季からは岐阜のファン・サポーターが、頼もしいレフティーとともに戦うことになる。

以上

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FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
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2013.02.01 Reported by 石倉利英

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