本日、岐阜市内にてFC岐阜の新体制発表記者記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●薫田大二郎 代表取締役社長
「昨シーズンはチームが解散尾寸前まで追い込まれてしまいました。ただし(岐阜県内で経済の中心でもある)西濃地区の財界からの支援などで立て直すことができました。2013年は単年度黒字を目指し、さらに債務超過も減らすこと。そして2014年には債務超過を解消するということが大きな目標です。
現場に関しては、昨季はリーグ第32節以降は行徳監督の指導もチームに行き渡り、いい試合ができることが多くなってきました。今季のチームは昨季よりも強いチームになると思っています。そして今季は、名古屋グランパスさんから松永英機(統括副本部長兼チーム統括部長)さんを期限付きで招聘することとなりました。グランパスさんとの契約が2月1日まで残っていますが、グランパスさんのご厚意によりすでに昨年12月から松永さんには動いてもらっています。松永さんにはチーム強化はもちろんのこと、アカデミーの強化、そしてグランパスさんとの連係、交流を担って頂きたいと思っています。
最後に、クラブとしては2020年までにトップチームの選手の30%をアカデミーから輩出したいという“チャレンジ宣言”を目指していきたいです」
●松永英機 統括副本部長兼チーム統括部長
「4年ぶりにFC岐阜(09年まで監督)に戻ってまいりました。私自身、ここ岐阜に骨をうずめる思いで来ました。このチームに、もう一度“長良川劇場”と言われたかつての盛り上がりを取り戻させたいと思っています。我慢強く、アグレッシブに戦うこと。そしてFC岐阜がここ東海エリアにいろいろな火を点けていく、そんな存在になることを目指します」
●行徳浩二監督
「また新たな選手を入れて、新たなスタッフ、顔ぶれでシーズンを迎えます。開幕戦から全力疾走で1年間戦っていきたい。昨季のホーム最終戦で1万1119人というたくさんの方々が来場してくださいました。魅力あるサッカーを展開し、今季はその数字以上の方々がスタジアムに足を運んでいただけるような試合をしていきたい。一つでも多くの勝点を取って、皆さんに喜んでもらえるようなサッカーをしていきたいと思います。
去年の総括をしますと、監督として初めてのシーズンでした。いろいろな時期にいろいろなことを勉強しながら、日々新しいことを知りながらの1年でした。チームを立ち上げて、なかなか勝利まで遠い時期もありました。戦い方、選手の配置、スタメンの選択など試行錯誤しながらやってきました。チームとして少しずつ成長はしていけましたし、チームの形にもなっていきました。ただいいサッカーをするということと、勝点を積み重ねていくということがイコールではないということも痛感したシーズンでもありました。途中から勝点を取ることを意識しました。JFL降格も頭に入れながら戦わないといけなかったのが現実でした。勝点を奪う作業をするうえでどうしていくかを考えていきました。それでも力不足な部分があって、最後の最後に失点を入れられたり、勝点を落としてしまったりすることもありました。それによって最終節まで残留争いを演じてしまいました。ただ、その中で選手個々は少しずつ成長していき、チームとしても力をつけていきました。全体を見ても楽な試合はありませんでした。それでも選手たちは自分たちが持っているモノを最大限発揮しようとしてくれました。もちろん今年はそれ以上にやらないといけないと思っています。
昨季は一昨季よりも失点数を大幅に減らすことができました。今季はそれ以上に減らすということを続けたいです。あとは課題の得点力不足。昨季はJ2の中で最も少ない得点数でした。今季はそこの強化を図る上での選手集めもしました。これらは言うことは簡単なことで、実際にやることは難しいこと。それでも取り組んでいきたいです。
補強に関しては、実績のある選手もいて、若い選手もいる。バランスよくできたと思います。あとは社長からも話があったように、岐阜出身の選手を入れていくということも考えていました。やはりまだまだサッカーに関しては発展途上の地域です。もちろん地元の選手がいるだけで応援してもらえるようなものではありませんが、その選手が試合に出て活躍するというところまで、地域と密着して持っていければいいと思います。育成もジュニアユースにユース、さらにはアマチュアのセカンドチームもあります。地域との連係で、数年後には岐阜出身の選手を今よりも多くしたいという目標を見据えた上での第一段階が、今季となります。
チームの強みに関しては、実際にチームを立ち上げてからストロングポイントを磨いていきたいです。ただ一番のベースである、最後までやり切る、走り切る、どこにも負けない強いメンタリティ、そういったものを持った集団であるということは前面に出していきたい。選手にも非常に厳しい注文をしようとも思いますが、そういうところがピッチの上で、スタジアムの中で見せられればいいと思っています。
具体的な順位の目標は去年同様していませんが、J2は現在いろんな面で二極化してきている傾向があります。クラブ規模の大小であったり、施設、財力の充実であったり。ただその差がイコール順位の上下に直結するとも限りません。選手が揃っている強いチームはありますが、そういう相手に少しでも食らいついて負かしてやろうという思いは持っています。十分ではない環境でやっている自分たちでもできるんだということを見せつけたい。順位は設定しませんが、まずはJの舞台に定着することを目標にして、一つでも上の順位にしていこうと思っています」
●GK高木貴弘選手
「今シーズンからFC岐阜に加入します高木です。年間を通して自分のプレーを出し切って、チームに貢献していきます。岐阜さんからオファーを頂いて、すごく有難いお話だったのですぐに決めました。岐阜に来るのは今回が初めてです。すぐにこの土地やチームに溶け込めるようにしたいです。プレーに関しては、まずはシュートセーブや1対1の場面での強さが自分の特長です。それに加えて、今後はGKとして総合的に高いレベルに持って行けたらいいと思います。まずは年間を通してケガなく戦い、メンタリティも強く持って、一つでも多く試合に出場したいです」
●DF杉山新選手
「自分の持ち味である運動量を生かし、ピッチで駆け回る姿を見せたいと思います。12月に練習参加させていただいて、僕が育ったチームであるヴァンフォーレ甲府の雰囲気に似ているチームだなと思いました。甲府も岐阜も自然が多いですし、サッカーに集中できる環境でもある。そこが一番大きかったですね。長良川でも何度かプレーしましたが、芝が深いかな?という印象がありました(笑)。サイドの上下動を何度か繰り返すプレーとか、後ろでビルドアップに加わりながら、ジワジワ前に進んでシュートにも絡んでいけるのが自分の特長です。去年は夏以降、ケガでプレーできなかったので、今年はケガなく1年間全力でプレーしたいです」
●MF美尾敦選手
「FC岐阜の一員として戦えることを大変光栄に思っております。全力で戦っていきます。
一番早くオファーを頂いたのが岐阜でもありましたし、監督の下ですでに練習にも参加させてもらって、面白いチームだなと感じました。有難く加入させていただきました。自分の左足は武器だと思っています。さらにいい意味でチームをうまく回していくことも自分にはできるとも思っています。自分の色を今いる選手と共にいい色に混ぜていけるように、チームをいい方向に回していきたい。背番号10は特別なものとは思いますが、でも番号でサッカーするわけではないので、一日一日、一つ一つのトレーニングからみんなでチームを作り上げていきたいです。今年の目標は、チームとしては一つでも順位を上に行かないといけない。個人としては全試合に出場しないといけない。またそれ以上に、若い選手も多いので、いい意味で自分という存在がみんなと混ざり合ってできればいいと思っています」
●DFデズモンド選手
「デズモンドです。CBでプレーしています。FC岐阜でプレーできることをうれしく思います。ファンのみなさんのためにも頑張りたいと思います。ここに来る前は藤枝MYFCの方でプレーしていました。そこでの努力が認められた結果、岐阜に来ることができたと思っています。まず自分はフィジカルには自信があります。さらにDFラインのコントロールもできます。まずはこのクラブでいい仕事をすること。それが一番の目標です。そこから先に具体的で新しい目標も見えてくると思います」
●MF益山司選手
「チームに貢献できるようにがんばります。自分が生まれ育った岐阜なので、応援してくれるたくさんの人のためにも活躍したいです。友人たちからもがんばれと言われているので、それにも応えたいです。自分は守備的な選手で、決して足元の技術が高くはありませんが、とにかく目の前の選手に負けないプレーを見てほしいです。一つでも多く試合に出て、結果を出していきたい」
●MF山崎正登選手
「この度、完全移籍となりました。今年は結果にこだわって、チームを引っ張っていきたいと思います。去年はあまり出場機会がなく、終盤戦に出場できたことは自分の自信にはなりましたが、今年はさらに結果にこだわって先発に定着して、勝利に貢献したいです。岐阜という土地にも去年1年でだいぶ慣れました。攻撃の起点やチャンスメイク、ゴールに絡むプレーを是非見てほしい。自分でもゴールを決めたいし、今季はチーム全体でも得点数を増やしていきたいです」
●DF新井辰也選手
「今年から名古屋グランパスから完全移籍となりました。FC岐阜のために全力を尽くしたいと思います。名古屋は完成された選手が多いですが、岐阜はまだ経験が浅く、若い選手が多い。その分、みんなでチームを盛り上げていくんだという空気があります。去年はシーズン途中からの加入で、少しでもチームの力になれればと思っていたのですが、ケガで離脱して迷惑をかけてしまった。自分は身長を生かしたヘディングやシュートブロックが特長です。プロに入ってからの3年間、ケガが多くなってしまっているので、今年はとにかくケガをしないこと、そして試合に多く出場したいです」
●GK太田岳志選手
「サッカーをする環境を与えてもらったFC岐阜の皆さんに、少しでも恩返しができるようにがんばります。岐阜県に近い三重県桑名市の出身なので、初めて岐阜に来た時も地元に近い雰囲気を感じました。身長を生かした空中戦のセーブやフィードが自分の武器なので、そこを見てほしいです。まずはケガをしないこと。そして1試合でも多く出場して、チームの勝利に貢献したいです」
●MF平野又三選手
「1年目だからといって遠慮することなく、貪欲に結果にこだわってプレーしていきたいと思います。自分はセレクションからの加入なので、チームに入ることが決まった時はうれしい気持ちでいっぱいでした。プレーに関しては、キックを重視して決定的な場面に絡むことが武器です。左足が特長なので、自分のキックからゴールやアシストを記録していきたい。目に見えた数字にこだわろうと思っています。背番号が16番なので、16ゴール以上を取りたいと思っています。言ったからには覚悟を決めて、プレーしていきたいです」
●MF清本拓己選手
「自分の持ち味をしっかりと出し、勝利に貢献していきたいです。地元が岐阜ですが、戻ってきたというよりもチームが自分に声をかけて頂いて有難いと思っています。オランダでプレーしていましたが、高校時代の監督がオランダの方と知り合いで、その関係で向こうに渡りました。最初はフェイエノールトのアカデミーに入り、練習参加という形でした。その後にエクセルシオールに正式に選手登録をしました。そして19歳になり、プロかアマチュアのチームのどちらかと契約しないといけない年齢になったので、フェイノールトのアマチュアチームと契約してプレーしていました。アピールポイントは、自分は身長が低い分、スピードがあるので、速さを生かしたドリブルが武器です。今季の目標は、まずはプロ1年目なので、試合に出ることを目指します。試合に出れば、より多くの点を取ってチームに貢献したいです」
●FW杉本裕之選手
「ザスパ草津より加入することになりました。一つでもチームの勝利に貢献できるように、全力で戦いたいと思います。去年はSBも経験しましたが、自分は改めてFWで勝負したい思いが強いです。今回もFWの動きを評価されてここに来ましたので、FWで結果を残せるようにがんばりたいです。DFの裏に抜けるスピードや、ゴール前で相手の選手が嫌がるポジションに入っていくようなプレーが武器です。そこを生かしながら、あとはシュートを決めるだけだと思うので、そこをしっかり練習して結果を残したいです。自分のゴールで勝利できる試合を多くできるようにがんばります」
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23 日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
【チケット情報】1月11日(金)11:00〜プレリザーブ受付開始!