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【J2:第5節 千葉 vs 徳島】小林伸二監督(徳島)記者会見コメント(12.03.25)

●小林伸二監督(徳島):
「そうですね。入りは悪くなかったと思うんですけど、ちょっと失点を食らう前にボールを奪って預けて、取られてというのが立て続けに何度かあったんですよね。ちょっとおかしくなるなと。あそこでもう一歩決定的なところを、センターバックが脇からバイタル(エリア)に入れたというところですよね。1枚しか、もう1枚のセンターバックしかいない状態なのに。ちょっとあのへんがもったいなかったなと。あれだったら、やっぱりボールサイドに出すか、逆サイドに浮かしてボールを入れるかというところだったと思うんですけど。あれと深井に入れられたのもちょっとラインを上げたのか、ボールウォッチャーだったのか、そのまま深井についていけば対応できたと思うんですけど、ちょっとああいうところをセンターの2枚とボランチが思った以上にプレッシャーを感じたのかなという感じがします。
2失点目のコーナーキックについてもマークはついていたんですけど、もう一つやっぱり、ボールにチャレンジできなかったというところももったいなかったというふうに思います。その後、うまく切り替えて戦ってはくれたと思いますけど、どうしても後ろに余る傾向がちょっとある。ボール(サイド)に押し出して同数で守るというのがなかなかできなかったなと。そういうところが前半からちょっとあったので、どうしても後方に引いてしまったような状態になるので、そこから押し出してボールサイドにスライドするというのがうまくいかなかったなというふうに、全体的に(思います。
後半も、3失点目もそういうところで前に勝ち気で行ってはいるんですけど、そのへんがうまくできなかったなと思います。もう少しのところで点が取れるところまで行きそうなんですけど、ちょっとした作り直しのところでミスが出たりして残念だったなと。もう少し、やっぱり、工夫する必要があるなというふうに思いますね。メンバーについても少し、工夫して選ぶ、ダメージが大きければ、また新しい選手を加えながら工夫する必要があるかなという(感じです。ちょっとミスが目立ったゲームだな、ちょっともったいないゲームになってしまったなと思います」

Q:ボールサイドへのスライドの話がありましたが、前半からエリゼウとスライドのジェスチャーを交えながら確認を取られていましたが、その点についてでしょうか?それと、エリゼウ選手を交代したのはその点ができていなかったからでしょうか?
「1トップでレジナルドが逆サイドにある時に中に入って、サイドバックが上がるとどうしてもうちの鈴木がそこに付くんですね。ボールが動くと鈴木を押し出して、那須川を押し出してセンターがボールサイドにズレないと、その状態で打ち込まれてしまいますよね。そのへんの連係がちょっと悪かったですね、前半。あのへん、ちょっともったいなかったなという気がします。どうしても、何か、後半もそうですけど、那須川を高い位置に入れて福元がマークを見るというのが何か、那須川が高い位置に行くと脇を走られるのが怖いみたいな感じで、ただ、そこには福元がいるんですけど、押し出して同数にすればいいんですけど、そのへんが何かブロックみたいな形になってもう1人、選手がボランチの脇にいると数的不利になりますけど、数的同数なので押し出してというところですよね。そこがちょっと整理されてない。サイドハーフが中にいてサイドバックが上がっているのと、サイドバックが後方にいてサイドハーフがいるのとの違いが整理されていないというところが、左サイドに出てきたんですかね。そういうところをちょっと含めて、中でプレーすることが少ないので押し出して大丈夫だという話をしたんですけど、真ん中のところがちょっと余って、そこが厳しかったなと。
途中からうまくいってボールを持ち出したりという時に、どっちにボールを運んだ方がいいのかというところは前半の後半はちょっともったいなかったかなと。後半、ちょっとその2人の連係がうまくいかなかったのと、大久保がコンディションが上がってきていたのでサイドバックの花井か(エリゼウと交代しよう)と思っていましたが、花井が頑張っているのでセンターを(代えようと)。良いタイミングなので使った方が良いなというところで、エリゼウと代えた形です」

Q:ここ何試合か得点ができていないことで先制されたことが影響したのでしょうか?それと深くまで攻められない要因は?
「決して試合の入りは悪くなかったと思います。コーナーキックを取ったり、コーナーキックも2回ほど(取れました)。やっぱり、その前に点を取れないというよりも、点を取られる前の奪っているんですけど、立て続けに4回ぐらいイージーミスで奪われているんですよね。それで結局、最終的に決定的なミスで(失点している)。ああいうのがやっぱり、のしかかるというのはあると思うんですよね。ちょっともったいなかったというふうに思います。当然、点を取るために活動をしているんですけど、前にかかっているんですけど、なかなかそこまで行ききれない。じゃあ、かといって守っているかと言ったら守っているわけではないので。そのへんのところのちょっとしたチグハグさが出ているのかなと。そういう感じがします」

Q:ゲームプランとしては当初はどういうふうに考えていたのでしょうか?
「ゲームとしては(千葉が)トップにクサビが入るのと、両サイドが速い。そして、まず深井と田中と来るだろうと。レジナルドは後半だろうと(予想していた)。それが逆でしたけど、結局、スピードのサイドプレーヤーというところで来るということになると、守備はハッキリするんですよね。こちらからする限定の仕方も悪くなかったと思うんですよ。ただ、その1点目の失点について選手がバタついてしまったというのは大きいと思います。それまでは決して悪くはないし、ただ、さっき言ったようにサイドハーフが中に入ってサイドバックが(ボールを)握った時、新しい選手が後方から出た時に押し出してセンターがズレていくという、極めて単純な作業ですけど、それがちょっとできなかったというところは…。恐らくそういう形で守っていたというのが歴史上にあると思うので、ちょっとそのへんが同数で守るのが怖いというんですかね。そういうのがちょっと見えたかなと。ちょっと残念だなと。初めての傾向だったので、ちょっと構えてしまったのかなというところでいくと、ある程度はゲームプランとしてはハッキリ、両サイドがスピードで(来て)、あとはクロスに入ってくる、潜り込んでくるという意味でいくと、ボールサイドの花井選手の方を、結局はああいう形で点は取られましたけど、あそこはフリーでボールを持たせないような形を狙っていたんですね。ところが、ああいうふうに簡単にミスから入ってしまったのはちょっともったいなかったなと。決して悪くはなかったと思いますけど、そういうミスだったり、ボールを奪った後のボランチの、何て言うんですかね、異常にプレッシャーを受けてしまってミスが多かったというのはあまり予想もしなかったなと。予想もしていないような現象が今日は生まれてしまったなという感じがして残念です。

点を取られた後、(千葉が)そんなに(前から)来ていないので落ち着いて回していると回せているわけですから、あそこで突破口ができたと思うんですけど、数名の選手がプレッシャーを感じたりというところがボールを持つという、逆にボールを持たなければ、こんな現象が出ていなかったかもしれません。一番怖いのは攻撃して、立ち上がり、すぐに深井が攻め残りしているというのは見えていたので、そこに拾われるのが怖いというのは理解していましたけど、まさしく1点目はそこに入ってしまったというのが残念だなという気がします。もう少し、細かいところを整理して伝えないといけない。ゲームで起こる現象というのが少しびっくりするようなところがあるので、もう少し細かく伝える作業がいるなという気がします」

以上
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