●ネルシーニョ監督(柏):
「前半は非常に拮抗した内容だと思います。6分で3点入る、2−1で我々レイソルのリードの展開になったように拮抗していたと思います。相手の作戦でもあろうロングボールに我々がバタついて、失点をしたり、そういうシーンを多く見受けられました。途中からロングボールの出どころと、出た後のところをケアして落ち着かせることができました。後半、特にセンターバック(CB)のロングボールをFW2人にケアするように伝えました。徐々に我々のリズムになってくると、ボールを下で回してゴールに迫るという、リズムとボリュームを上げていくことができたと思います。ただ3点目のチャンスで決めることができず、2失点目をして追い付かれる。最終的にも3失点をして追い付かれるというゲームになってしまいましたが、3失点目のところは我々の不注意もありますが、相手の気持ちと戦う姿勢を称えたいと、結果につなげた相手を称えたいと思います。
今日のゲーム、結果は満足していませんが、グラウンドで戦った選手の姿勢、士気、そこは満足しています。もちろん100%ではありませんが、今日のゲームではレイソルらしさが出始めたゲームだったと思います。今年も上位を目指すという顔が見られたんじゃないでしょうか」
Q:横浜FMの樋口監督が自分たちの意図とは違うオープンなゲームになったと言っていました。点が入った後、バタついた原因はどこにあるのでしょうか。
「相手のロングボール、それから常にうちのDFラインの裏を狙っていた大黒選手、小野選手、齋藤選手、この3人を気にし過ぎていた。それで落ち着かなかった。あとは、そういう中でも、バタつきながらもボールを奪えていたんですが、それでも良くならなかったのは、カウンターへの道までつなげられなかった。奪った後にボールを失っていた。下でボールを回しながら、ああいう構築の仕方ができなかったのが要因です。途中から特に後半ですけど、CBから下で回しながら展開できるようになってからは、レアンドロ、2トップと、そこに絡んでくる酒井、ワタル(橋本)が好機を作ってくれたと思います。バタついた時間は最初の15分はそういう理由でなっていたと思います」
以上