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【キャンプレポート2012:熊本】2月14日(火):練習試合を重ねながら、改善点を洗い出し。目指す形は徐々に出せるようになっている(12.02.14)

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開幕まで3週間をきった。
Kリーグのチームが熊本県内でキャンプを行っていた関係もあり、先週・先々週は久しぶりに大津町運動公園でのトレーニングを続けてきた熊本は、今週から再び県民総合運動公園に場所を移し、プレシーズンの仕上げに入っていく。14日は、当初予定されていた2部練習から午前のみのトレーニングとなったが、別メニューで調整を続けていた選手も数人が部分合流。冷たい雨が降る中、ポゼッションしながら前線のコンビネーションで守備を崩すメニューや9対9のミニゲームなど、約2時間の練習をこなした。

始動から約1ヶ月、ここまでロアッソ熊本ユース、熊本学園大、JFLのV・ファーレン長崎、J1神戸、Kリーグの全南ドラゴンズとのトレーニングマッチを実施。徐々に対戦相手のレベルが上がり、プレッシャーの早さやボディコンタクトの激しさが増してくる中、ボール保持率を高めながら相手の守備ラインを崩すという面では、選手も、高木琢也監督も「やりたいことができるようになってきている」と手応えを口にする。

前線にロングボールを入れ、そこからセカンドボールを拾って攻めるという昨年の形から、自陣からつないでいくというスタイルにシフトしているわけだが、そのためにはボールを受けるための動きや3人め、4人めのサポートの動き、そしてそれを焦れずに繰り返すことが必要。

ここまでのトレーニングを見る限り、前線の選手たちが、いわゆる無駄走りと言われるオフ・ザ・ボールの動きを繰り返すことができているのは、攻撃のスイッチとなる効果的なクサビのボールが入ってくることを信頼できているからであり、そう思わせるのに十分なボールの動かし方ができているから。もっとも連係面に関しては、新加入の養父雄仁も話すように「完璧はない」ものだが、ボランチの位置に入って左右へ広く展開する役割が求められる原田拓は「やっていて面白いし、皆の意識が変わってきた。うまくいかなくても、ある程度見えてきた部分もあるし、パスコースが増えて慌てずにボールを持てるようになってる気がします」と話す。

ただ、人数をかけてボールを運んでいくことは、中途半端な位置で奪われればカウンターを食らうリスクと表裏一体。そうした部分でできるだけミスを排除していくこと、その際の対応をシステマティックにしていくこと、さらに試合を通してつなぐ場面とシンプルに裏を狙う場面を使い分け、「決定機を多く作って、得点を増やすこと」(養父)も課題。

開幕までにトレーニングマッチはあと数試合予定されているが、明日は有明海を渡り、雲仙市で山形と対戦する。4年ぶりに同じカテゴリーで戦う相手に対して、どこまでやりたいことを表現できるか。試金石となる一戦だ。

以上

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2012.02.14 Reported by 井芹貴志
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