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「鳥肌が立った」
わずか3日の練習参加で森下仁志監督をうならせた選手がいた。
その名もペク ソンドン。今季より磐田へ加入するニューフェースだ。昨年、U-20韓国代表としてFIFA U-20ワールドカップ2011コロンビアに出場。チームをベスト16進出へ導き、現在は“飛び級”でU-23韓国代表メンバーとして活躍。先のロンドン五輪男子アジア最終予選・U-23サウジアラビア代表戦にも先発フル出場している。
20歳のあどけない少年は今季の注目選手の一人。前評判はかなりいい。服部健二GMが「世界的な選手になれる」と惚れ込む逸材は韓国国内でも高く評価されており、実際、鹿児島キャンプで練習試合を行った(※ペクは出場なし)FCソウルのチーム関係者の評判もよかった。
1月からU-23韓国代表キャンプに参加し、ロンドン五輪男子アジア最終予選を戦ってきた同選手は2月9日に磐田の全体練習へ初合流。11日の練習試合に出場し、再び代表でチームを離れるという非常にタイトな日程となったが、限られた時間で片鱗を見せた。
では、一体どんなプレーヤーなのか?
加入後初の対外試合となった11日の神戸戦(30分×4本)で彼の一挙手一投足を追ってみた。4本目に登場した同選手のスターティングポジションは[4-2-3-1]の右シャドー。ただし、流動的にポジションを変えていたため、あくまで“スターティングポジション”として見るべきだろう。出場時間は30分。スコアは0-0。
神戸戦でのボールタッチは以下の通り。
4分、ファーストタッチ。中盤でショートパスをつなぐ。
4分、セカンドボールに反応。スライディング。マイボールにはできず。
18分、久々のボールタッチ。中盤右でパスを受け、ドリブルでためを作る。黄誠秀へスルーパスを出すも、わずかに長く、相手ボールのスローインに。
19分、中盤右でパスを受ける。ショートパスでワンツーを狙うもリターンパスを得られず。
21分、ペナルティーエリア付近左でパスを受ける。ドリブルでインサイドへ切れ込む。2、3人に囲まれるも強引に右足でシュート。しかし、ボールに力なく相手GKに正面でキャッチされる。
22分、中盤右でパスを受ける。横へショートパスを出し、ゴール前へ(チャンスにはつながらず)。
22分、中盤左でフリーランニング。ボールサイドへサポートに入るように、と森下監督の指示。
23分、中盤中央でパスを受ける。右サイドへショートパスで展開。
24分、ゴール前、押谷からショートパスを受けるも、距離感近く、相手のプレス受けボールロスト。
25分、中盤で周囲と連係。パス&ゴーを2度繰り返す。
29分、中盤右の高い位置でパスを受け、ターン。ドリブルでインサイドへ。ゴール左の押谷へショートパス。リターンパスを要求するも押谷はシュートを選択(得点はならず)。
30分、中盤右の高い位置でパスを受け、ショートパスで展開。
30+1分、中盤左の高い位置でパスを受け、ショートパスで展開。
全体的に見れば合流から日が浅いこともあってか、かなりシンプルにプレーしている印象を受けた。また、攻守に献身的に動き回っていたものの、連係面はまだまだ手探りな状態。序盤はボールに絡む回数も少なかった。だが、その中で個の輝きを目にすることもできた。クイックネスはかつて磐田に在籍したイ グノ(現蔚山現代)以上。シンプルなダッシュはもちろんのこと、狭いスペースでのターンやステップが非常に速く、止まった状態からトップスピードへ入るまでの時間も短い。ドリブルも鋭さがあり、21分の場面では“密集”の中で相手を一瞬で振り切り、シュートコースを見出した。神戸戦後、彼のプレーを見た森下監督は「前を向く早さが普通じゃない」と驚く。このゲームのみならず、練習中から独特な“オーラ”を感じていたようだ。
「最初は少し苦戦した部分もありましたが、手応えはあります」。“デビュー戦”を終えた期待の新戦力は慌ただしく鹿児島を離れた。まだまだベールに包まれた部分もあるが、確かなインパクトを残していった。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.11 Reported by 南間健治