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【2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】C大阪を黎明期から支えた大型ストライカー:小松塁(C大阪→川崎F)(12.02.15)

2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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190cmを越える長身ながら、足下のテクニックに優れ、大きな体躯を活かしながら、一瞬のスピードで裏へ抜け出し、ゴールに迫る。J2時代からチームを常に前線で支え続け、要所で貴重な得点をあげて、C大阪の躍進に大きく貢献してきた男、小松塁。決して派手な振る舞いはしない、あまり感情も表に出さないような、クールなストライカーだが、サポーターには愛される存在だった。

関西学院大学卒業後、2006年に加入。途中V・ファーレン長崎に期限付き移籍後、復帰した2007年、08年シーズンと、2年連続二桁得点をあげ、レヴィーセレッソの黎明期での活躍は顕著だった。ただし、前線には常にブラジル人ストライカーという助っ人がやってくるのも、このチームの特長。好パフォーマンスを維持していても、出場機会に恵まれないことも多かった。それでも、チームメイトの信頼は厚く、当時、乾貴士らは「塁さんは前線でキープしてくれるし、一緒にプレーしていてすごくやりやすい」とよく言っていたものだ。

2010年、念願のJ1の舞台、ケガなどもあって、試合から遠ざかることも多かった小松だが、大事なときに背番号15の勇姿が、ピッチにあった。11月6日の第29節清水戦、先発のチャンスを得ると、終盤の82分に値千金の決勝ゴール。自らも「思い出はたくさんありすぎて、挙げきれないが、あの清水戦のゴールは忘れられない思い出の1つ」というシーンが、彼にとっての記念すべきJ1初得点でもあった。そして、ACLへの道を事実上こじ開けたのも、小松だ。第32節の川崎F戦、当時絶対的な存在だったアマラウを下げてまで、レヴィークルピ監督からの期待を受けて後半から投入されると、酒本憲幸のピンポイントクロスにあわせて、均衡を破った。その後、アドリアーノの独走ドリブルからのスーパーゴールがあったとはいえ、流れを変えたのは、まさしく小松だった。この試合を勝ち切った勢いで、C大阪はクラブ史上最高となる3位まで上り詰めたのだ。

くしくも、この2シーズンで活躍が光っていたのは、川崎F戦。等々力は彼にとって得意な場所となっていたところで、その川崎Fのユニフォームで今季は戦うことになった。「一番に声をかけてくれた川崎Fに感謝したい」という、土佐・高知出身のハイタワー。「技術、フィジカル、そしてヘディングと、申し分ないものを彼は持っている」と、レヴィークルピ監督も太鼓判を押す能力が、中村憲剛、稲本潤一らからのアシストを受ければ、さらに前線で躍動するのは目に見えている。長居スタジアムで、キンチョウスタジアムで、愛着のあるC大阪の対戦にて、彼がどんなプレーを見せてくれるか、楽しみだ。

以上

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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】


2012.02.15 Reported by 前田敏勝

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