本日、宇都宮市内にて栃木SCのニューインプレッションが行われました。諸事情により松田監督は欠席した為、囲み取材でのコメントをお伝えします。
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●松田浩監督：
Ｑ：今季の補強の評価を聞かせてください。
「外から来た選手に関しては予定通りだった。抜けた選手に関しては予想外の展開になった。選手が抜けることなく新しい選手を補強できれば良かったが、この世界ではこういうこと（選手が抜けること）はよくあること。ただ、抜けたタイミングに関しては厳しかったと思う。でも、今回の補強のメンバーを見ると十分にカバーできると考えている」

Ｑ：昨年は最小限の入れ替えが戦術の浸透を促進し開幕ダッシュに繋がったが、今年は選手が入れ替わることで戦術の浸透などに時間が掛かるのでは？
「そうですね。私の１年目のような作業が入ることは確実だが、就任１年目の時もそんなに時間が掛からなかった。こちらから伝えることは多くはないし、適応するには多少、時間が掛かるかもしれないが、伝えることは複雑でもないし、多くもない。選手のレベルが年々上がっているので、その辺に関しては１年目ほどの時間は掛からないと思う。去年から今年にかけて、ひとつの形を破る時期だと思っている。新加入選手は自分の色とか個性を出してくる選手が多い。ベースとして戦術を理解してもらって意思統一を図らないといけないが、それだけで勝てるかと言ったらそうではない。特に攻撃の方でアイディアや自分の色を出して欲しい。組み合わせを、誰と誰が組めば力を発揮できるのか。それを見付けるのが、今年の私のテーマだと思っている」

Ｑ：コーチ陣も大幅に刷新されました。それに関してはどのようにお考えですか？
「必ずしもこちらが変えようと思って変えたわけではない。諸事情があってそうなったわけで。アシスタントコーチや特にＧＫコーチに関しては経験豊富なコーチだっただけに、選手がだいぶ入れ替わる中で全くそのままの体制でやれると思ったが、色々な事情が重なって今回のような形になった。ただし、その後の補強というか、スタッフの選定に関しては問題ないと思っている。あまり心配はしていない」

Ｑ：去年昇格を争う上でメンタルが大事だったと思う。昨年などは大久保選手がプレーでチームを引っ張ることが多かったと思うが、今年は誰がその役割を担うのか。また、誰に期待しているのか。
「今年、大久保が抜けることで去年のパウリーニョが抜けた時のような影響があるかと言えば、私はほとんどないと思っている。大久保に関しては年間を通して試合に出ていたわけではないし。もちろん、いてもらえば、それに越したことはないが、逆に色々な意味でチームが脱皮する上で、大久保の移籍が必ずしもマイナスになるとは思っていない。プラスになるような方向を探らないといけないとも思う。去年の終盤の失速はメンタル面の影響だと思うが、それに関しては全体の選手が強かな選手であるとか、プライドを持った選手とか、強い選手でなければ、どっちみち無理だったと思う。大久保ひとりがいても結局はどうにもならなかったわけだし。大久保が抜けたことに関しては、特にパウリーニョが抜けた時ほどの影響はないと思う。他の選手でやっていくしかない。ただ、大久保と渡部（博文。期限付き移籍が終了し、柏に復帰）の２人が抜けたことの影響がどう出るのかは気になるが。當間だとかサイドバックとして取った選手に、チーム事情としてセンターバックをやってもらわないといけない。そのためにサイドバックの補強も進めた。バックラインはほぼ全員が変わることになると思う。そういった意味では新しいチームだし、新しいチャレンジになる。そこでの可能性がどうなるのか。期待の方が私の中では大きい」

以上
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