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【 AFCチャンピオンズリーグ2011 アレマ vs C大阪】プレビュー:インドネシアに乗り込んだC大阪。蒸し暑いアウェイでも、勝ちに、ゴールに、とことんこだわる!(11.05.02)

5月3日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011 アレマ vs C大阪(17:30KICK OFF/マラン)
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自力でのベスト16入りには残り2戦2連勝が不可欠となっているC大阪。日本ではゴールデンウィークの真っ只中の5月3日、ACLグループリーグ第5節、アレマ・インドネシアとのアウェイ戦に挑む。

空路の到着地、インドネシア第2の都市であるスラバヤのジュアンダ国際空港に記者が降り立ったときには、「スコール」といえるほどの豪雨と、頭上でとどろいているのかと思えるほどのすさまじい落雷が鳴り響き、いきなり熱帯地域の洗礼を受けた。しかも、夜でも、立っているだけで汗が噴き出すほど、蒸し暑い。
ただし、その1時間後にC大阪一行がインドネシア入りしたときには、雨も小康状態になり、雷も収まって、無事にマランまでの移動を果たす。
大阪から香港を経由してインドネシアに入ったC大阪のチームスタッフおよび選手たち。目的地、マランまでの総移動距離は約5900km。約12時間がかりでの大移動で、敵地に乗り込んだ。

さて、そのC大阪の陣容だが、今回はセンターバックの一角を担う上本大海が累積警告により出場停止。また、中盤を担うキム ボギョンもケガのために遠征メンバーに帯同せず。ベースは4月29日のJ1第8節新潟戦とほとんど同じ。現状のベストの布陣で、今度こそ海外公式戦での初白星を目指す。
そのなかで、注意したいのは、やはりインドネシア特有の気候と、日本とは違うスタジアムおよびピッチの環境。しかし、レヴィー クルピ監督は「それは両チームにとって同じ条件だ。気にしすぎると、試合なんてやっていけないよ」と一笑に付す。「気候がかわってくるときこそ、ポゼッション(サッカー)が重要だ。暑いときほど、(ボールを)つなげられるほうが有利になる」と、自信を示す。

相手のアレマ・インドネシアはグループGで1分3敗の4位。前節での山東魯能戦での敗退により、すでにグループリーグ敗退が決まっている。「まったく結果への重責のないチームであり、のびのびプレーしてくるだろう」と、この試合の相手を分析する指揮官は、「本当に集中して臨まなければいけない」と、手綱を引き締めている。
また、アレマには、全北現代が4−0と大勝。山東魯能も、インドネシアでの試合こそ1−1と引き分けたものの、この前は5−0と圧勝しているため、当然「得失点差のことも、もちろん考えながらやる」(レヴィー クルピ監督)。C大阪に取りこぼしは絶対に許されない。

そのためには、「まず1点を先に取ること」と、茂庭照幸。ACL第4節の全北現代戦、再開したJ1リーグ戦の第7節山形戦、第8節新潟戦の、ここ最近3試合で挙げたゴールはわずか1点。しかも、全北現代戦、新潟戦では先に失点し、苦しい展開を強いられただけに、まずは主導権を握りたいところ。それができれば、相手の対応によってペースも配分できるため、とにかく「先制点が非常に重要になる」。

ちなみに、アレマは国内リーグ戦の直近の試合で、エースのノー・アラム・スアーら主力を並べながら、上位対決にて0−2と敗れ、4位に後退している。決していい状態とは言えないようだが、それでも、今回のホームゲームでは、スタジアムを埋め尽くすホームのサポーター、「アレマニア」の熱烈な応援を受けるだけに、相当な気迫をもって、勝利を狙いにくるだろう。

それでも、これはC大阪にとって、「絶対に勝たなければいけない試合」。その言葉がどの選手からも出てくるほど、この試合の重要度が極めて大きいのはわかっている。歴史を自ら切り開くためにも、日本を代表して戦うという使命がある以上、全力でC大阪は勝ちに行く。

以上


2011.05.02 Reported by 前田敏勝
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