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【東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ 鳥取 vs 広島】松田岳夫監督(鳥取)記者会見コメント(11.03.26)

3月26日(土) 東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ
鳥取 2 - 4 広島 (12:04/とりスタ/2,141人)
得点者:49' 水本裕貴(広島)、50' 高萩洋次郎(広島)、57' 尾崎瑛一郎(鳥取)、59' 梅田直哉(鳥取)、60' 高萩洋次郎(広島)、63' 佐藤寿人(広島)
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●松田岳夫監督(鳥取):

「試合結果を考えれば、決して納得のいくものではないですけど、公式戦のつもりで戦おうという気持ちと、チャリティーマッチということで、被災地の方々に何かしら、伝えられるものがあるのなら、全力を尽くすべきだ、という気持ちで、全員がその気持ちを持って試合に臨んでくれたと思います。残念ながら、これが現状のうちの実力。修正しなければいけないところは当然、たくさんありますし、これを糧に一つひとつ、積み上げていきたいと思います」

Q:今日はキム ソンミン選手と美尾選手が左右入れ替わり、開幕戦とは違うポジションでスタートし、中央でボールを持ってチャンスを作るシーンがあったと思うのですが。
「どうしてもサイド、サイドと行きがちなので、やはり真ん中、相手の一番嫌なところを攻めていきたいということで、左右を変えました。積極的に中に入ってプレーしてくれましたけど、最終的に崩すところまではいかなかったので、そういう意味では課題も多いかな、と思います」

Q:開幕戦後、点を取ることにこだわってきたが、攻撃の面で良かった点、悪かった点は?
「点を取れたのはチームにとって非常にプラスだったが、相手が守備をしっかり固めた中でどう崩すか、という点では、相手の攻撃と比べると、(鳥取は)人が多く関われない、アイディアが足りない、そういうところも感じました。ああいう相手をしっかり崩せる攻撃力は必要なんだな、ということは再認識しました」

Q:守備については、パス回しがうまい広島に対しての守備の手応えは?
「高い位置から取りにいってボールを奪いたい、というのはチームのコンセプトとして持っています。それを今日は、ボールポゼッションがうまいチームに対しても実現したい、という意図がありました。切り替えの部分で、流れの中ではいいんですけど、例えばファウルをした後であったり、相手のゴールキックのシーンで、こちらの狙い通りのような切り替えができず、そこで一つひとつマークがずれてしまう。そういうシーンも目立っていたので、そのあたりは改善しなければいけない。もっと自然に、切り替えて、と頭を経由するよりは、体が勝手に動くように、高めていきたいと思います。あとは、中央を割って入られるシーンが多かったので、真ん中にパスを通させない、そのあたりは全員の意識を徹底しなければいけないと思います」

Q:チャリティーマッチということで、選手の様子などに公式戦との違いはあったか?特別な指示はあったか?
「今は1週間に1回はゲームという、リーグ戦と同じ流れで練習をやっています。チャリティーマッチといえども公式戦のつもりでいこう、というのは選手にも徹底していました。ゲームに入る意識は、選手もしっかり持っていたと思います。こういう時期ですし、こういうゲームということで、まずは全力でプレーしよう、と。僕たちが今できることは、自分たちのやるべきことをしっかりやり、それを見てもらう。それが非常に大切なことだと思うので、それをやり切ろうということでゲームに入っていきました。その部分では選手たちも、しっかり表現できたと思いますけど、足りないところがあったのも事実です。真剣にやったゲームの中で、また課題が出たというのは、チームにとっても収穫だったのかな、と思います」

Q:東北地方で避難生活を余儀なくされている少年サッカー選手、やりたくてもできない子供たちがいるが、何かメッセージを。
「本当に大変な災害で、子供たちがどう感じているかは、僕たちも心を痛めるところです。いま何が僕たちにできるのか。当然いろいろなことをしていかなければいけないですけど、直接的なことは、この時期にやるのは、なかなか難しい。やはり僕たちができることは、映像を通じてなどで、とにかく必死にやっている姿を皆さんに見てもらいたい、ということ。子供たちが『すごいな』とか、見ていて本当に感動するようなゲームを、全力でやり切ることが、今できることだと思っています。サッカーというスポーツは、ボールがあれば、いろいろなところでやっていける。まだまだ時間はかかると思いますけど、そういう環境も僕たちが考えて、何かお手伝いできれば、と思っています」

以上
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