3月19日に熊本とのトレーニングマッチが行われました。今回のトレーニングマッチは、東北地方太平洋沖地震への義援金募金を開催目的として、多くのサポーターからの協力を得ることができました。両チームの選手やスタッフの募金の様子は、こちらのニュースをご参照ください。今回のJ2日記は、そこでお伝えできなかった様子をお伝えします。
この日は、リーグ戦とは違う雰囲気で始まりました。選手たちの募金の呼びかけがあったからだけではありません。ゴール裏に陣取った両チームのサポーターが、互いのエールを交換する前に、被災地となった『ベガルタ仙台』『モンテディオ山形』『水戸ホーリーホック』『鹿島アントラーズ』『栃木SC』へのエールを送りました。鳥栖のサポーターがエールを送ると、続けて熊本のサポーターが送り、交互に激励の気持ちを送りました。スタンドに駆けつけた約4000人のサポーターも一緒にエールを送りました。
選手入場前には、『夢プラン21』の46名の子供たちが『翼をください』を熱唱し、スタンドでは一緒に歌い手拍子を送るなど被災地への思いを一つにしました。選手入場後は、スタジアム全員で亡くなった方へ黙祷を捧げました。
ベストアメニティスタジアムの使用規程(鳥栖市条例)の関係で、『チャリティーマッチ』という呼称は用いられませんでしたが、気持ちを伝えることはできたのではないでしょうか。
サッカーでパワーを送り、サッカーからパワーを得る。
サッカーを通してできることは微々たるモノかもしれないが、継続してできる活動です。
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2011.03.22 Reported by サカクラゲン