「東北地方太平洋沖地震チャリティーマッチ〜LET'S SUPPORT OUR FRIENDS 今こそ仲間のために行動しよう!〜」がガンバ大阪とヴィッセル神戸の共催で万博競技場で開催されることになりました。
本日、G大阪練習場にて行われた会見でのコメントは以下のとおりです。
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【開催日時】 3/27(日)13:00キックオフ
【試合会場】 万博記念競技場
【対戦相手】 ガンバ大阪 VS ヴィッセル神戸
★チケットなどの詳細はG大阪公式サイトをご覧ください。
●金森喜久男 代表取締役社長(G大阪)
「我々はスポーツ事業を営んでいるクラブですが、今回の大震災において、どんなお役立ちが、社会貢献ができるか。試合を通してエールを送ることと、あわせてそこでのチャリティで得た義援金をお送りすることが一番いいのではないかということで、神戸の叶屋社長と相談しました。監督、キャプテンはじめ、チームの了解をいただいきましたので、3月27日にチャリティーマッチを開催することになりました。多くの来場者の方においでいただいて、なるべく力強い、力を東北の方々、被災された方にお送りしたいと思っています。よろしくお願いします」
Q:J1はセレッソもあるのですが、神戸に声を掛けた理由は? 3月29日(火)に日本代表とJリーグ選抜のチャリティーマッチもありますが、その兼ね合いについてどう考えていらっしゃいますか。
「1つは前回のJリーグ実行委員会で、神戸の叶屋社長と隣同士になりまして、それもあって2人で相談して決めたという単純なきっかけです。同じ関西同士ということで。また、もう1つは叶屋さんが言われたように神戸が大震災に遭っているということもあります。
それから29日に急遽チャリティーマッチの日本代表vsJリーグ選抜が行われます。これも日本代表戦がチャリティーということに趣旨が変わりましたが、関西地区で開催される大会ですから、ガンバ大阪としては全面的にいろいろな応援をするつもりでいます。おそらく監督も…選手が関係してくると思いますが、同じように協力していただけると思っています」
Q:Jリーグのリーグ戦再開がまだ決まらない中で、このチャリティーの輪をセレッソや京都を巻き込むなどしてやっていく考えはおありですか?
「あります。ただまず申し上げたいのは、我々としては今、日本が困難に見舞われていますけれども、なるべく早くJリーグを開催して、力を外に示していきたいということです。また対戦することによって得た資金をなるべく義援金として回していきたいということをJリーグ実行委員会でも確認しています。今後の年間スケジュールもJリーグや日本サッカー協会と考えています。我々スポーツ業界の一員としては、スポーツを通してしか貢献できないという思いもありますから、なんとか早く力強くやっていきたい。負けてはいけないという気持ちで取り組もうと思っています」
●西野朗監督(G大阪)
「今回の大震災で被災された方に対してお見舞いを申し上げます。また亡くなられた方々に対して哀悼の意を表したいと思います。
そういう中で我々はサッカーができることの喜びをすごく感じています。被災された方々、地域の力なりたいという思いはありますが、本当にわずかな力だと思います。しかし我々が活動することによってメッセージを伝えられたらと思います。今回のチャリティーマッチも、試合できるという喜びの中でプロのアスリートとして懸命さというものを被災地に届けたいと思っています」
Q:Jリーグも中止となる中で、チームのモチベーションの持っていき方に難しさを感じられているかもしれない。その上で、この試合の位置づけについておうかがいしたいと思います。
「Jリーグが今後どうなるかとか、クラブとしてどう活動して、どう準備していかなければいけないか。中には活動自粛という声も聞いていますが、自分たちのコンディションをしっかり定めることが大事だと思うし、我々は自分たちの仕事ができる環境がありますので、その中で被災地の方に力を与えられることを考えるべきだと思っています。その中の1つとして、こういう企画ができ、それが実現できた。親善試合でも公式戦でもない試合ですが、我々にとっては1つの大きな試合だし、そういう目的のある試合になりますが、強化の部分でもしっかり捉えていく、いかなくてはいけないと思っています」
●明神智和選手(G大阪)
「まず今回の震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、今なお行方不明の方の一人でも多くの命が助かることと、被災されている方、避難されている方の健康、一日も早く穏やかな日々が来ることを願っています。
僕たちプロのサッカー選手としてできることは少ないかもしれませんが、必ずあると思っています。チャリティーマッチもそうですし、このチャリティーマッチを通してファンの方に呼びかけて、たくさんの募金ができると思っています。本当に微々たる力かもしれませんが、できることをやりたいと思います」
●叶屋宏一 代表取締役社長(神戸)
「まずは今回の大震災において亡くなられた方々に対してご冥福をお祈りするとともに、被災された方に対してお見舞い申し上げたいと思います。
先週、Jリーグでチャリティーマッチに対しての規則が整った中で、ガンバ大阪の金森社長から『関西の中でぜひ、すぐにチャリティーマッチをやろう』というお話をいただきました。ありがとうございます。ガンバというチームと、たくさんの方を呼んで試合をできるということは、非常にうれしいことだと思っています。吉田選手からも話がありました通り、我々はいち早く義援金の口座を作ったり、街角で募金したりということを行ってきました。今我々がやれることは、少しでもたくさんのお金を集める、そのきっかけを作る、窓口を少しでも増やしていく、そういうことをクラブとしてやってきましたので、さらにそういう支援の輪を広げるには非常にいい機会ではないかなと思っています。たくさんの方に観に来ていただいて、たくさんのお金を被災地に届けられればと思っています。どうぞよろしくお願いします」
Q:Jリーグのリーグ戦再開がまだ決まらない中で、このチャリティーの輪をセレッソや京都を巻き込むなどしてやっていく考えはおありですか?
「金森社長がおっしゃられたように、まずJリーグの再開を決めることが大事。選手のモチベーションということもありますから、そのスタートがあってはじめてチャリティーが言えると思います。来週以降になると思いますが、まずはJリーグの再開の日を決めるということが大事だと思っています」
●和田昌裕監督(神戸)
「まずは今回の大震災において亡くなられた方々に対して、ご冥福をお祈りしたいと思います。また被災されている方に対して、お見舞い申し上げたいと思います。
神戸ないし兵庫県というのは、かつて阪神淡路大震災で全国の方々、世界から、人々に助けられてここまできました。今回の大震災によって被災された方々に対しても、私たちが本当にこの時期にサッカーをしていいのかという思いはあるのですが、やはり私たちはサッカーしかできない集団だと思っています。サッカーを通じて被災された方々に勇気と元気を与える意味でも、今回のチャリティーマッチの話をガンバからいただいて本当に喜んで受けさせていただきました。試合を通じて、来ていただいた方々による義援金を被災地に送ること、そういうことしかできないのですが、私たちもできる限りのことを一生懸命やりたいと思っていますので、今回のチャリティーマッチを開催できることを非常に喜んでいます。よろしくお願いします」
Q:Jリーグも中止となる中で、チームのモチベーションの持っていき方に難しさを感じられているかもしれない。その上で、この試合の位置づけについておうかがいしたいと思います。
「西野監督もおっしゃったように、モチベーションのところは非常に難しいと思います。いつからJリーグが再開されるか発表されていないので、選手のコンディションの持って行き方は難しいと感じていますが、練習できる環境がありますし、コンディションを維持するためにも今は仕事に集中してやっているつもりです。今回、チャリティーマッチという試合ができるので、コンディションを高める意味でも維持する意味でも非常にいい機会を与えていただいたなと思っています。そして被災地に対して多くのお金をできるだけ送ることができれば、より意味のある試合になると思っています。いま、精一杯トレーニングをやっていますので、いいコンディションで、観に来ていただいた方にいい試合を見せられるようにしたいと思っています」
●吉田孝行選手(神戸)
「地震が起きてから自分に何ができるのか、チームに何ができるかをずっと考えていました。神戸の選手を中心に3月16日から募金活動を始めました。今月下旬までやる予定です。また、今回このようにガンバ大阪とチャリティーマッチができるということで、また少しでも被災地の方々の役に立てればと思っています。精一杯サポーターたちと、仙台、東北地方の方々を応援して、支援していきたいと思っています」
以上