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【J2:第38節 岡山 vs 福岡】プレビュー:見せろ!岡山の流儀。見せろ!J1の力。(10.12.03)

12月4日(土)J2 第38節 岡山 vs 福岡(12:30KICK OFF/カンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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今年3度目の対戦だ。最初は7月下旬の第19節。レベスタでのゲームは、スコアレスドローに終わった。2度目は9月初旬の第90回天皇杯2回戦。ホームスタジアムであるカンスタで戦った岡山が前半2点リードしながら、後半追いつかれ、アディショナルタイムに逆転弾を浴びて敗れた。そして最終節。岡山・影山雅永監督は福岡に対して、「組みづらい相手ではない」という感触を抱いている。「ホームのサポーターの前でやる最終戦は、気持ちの面が一番大きいと思う。自分たちの形が出来始めている攻撃や、そのべースとなる攻守の切り替え、ボールへの寄せといった今までやってきたことを思いきりやっていくだけ」。

もちろん福岡の攻撃陣に脅威はある。J1昇格を決めた福岡は現在、2位の甲府と勝点差、得失点差がともに3と迫っており、2位でシーズンを終える可能性を残している。この最終節、ボランチの末吉隼也を欠くが、「前の4枚、プラス中町公祐」が繰りだすリズミカルで速いパスワークとフィニッシュの力は、昇格決定後のメンタルとは切り離されているはずだ。2トップの一角、FW城後寿は、昨年の怪我から復帰し、8月以降に8得点をマーク。FW大久保哲哉は9得点を挙げている。左サイドハーフには、15得点で、リーグ得点ランキング4位の永里源気、右サイドハーフには、400試合出場を達成して今シーズン限りの引退を決めた36歳・久藤清一。アグレッシブでスピーディな福岡の攻撃になくてはならない存在となったバランサーのボランチ・中町は、10得点でランキング9位。周囲を生かしながら、自らも光を放つ存在だ。

対する岡山は、守備の要として長いシーズンを戦い、大いなる貢献をしてきたセンターバックの近藤徹志が出場停止だ。第36節・富山戦から出場するDF野本安啓はこう話す。「押し込まれる時間が多かったとしても、柏戦のように全員のハードワークでやればリズムは自分たちにくる。前線に入る前にうまく誘いこんで、自分たちのいい攻撃にしたい」。前節に続いてボランチは、千明聖典と田所諒の予定。田所は、柏戦で90分間走りきってプレーに絡めたのは自信になったと言う。そして「千明が入ったことはチームに大きなプラスになっている。身体を張る仕事は自分がやって、あいつが取りやすいようにしたい」。

木曜の練習を締めた後、選手たちだけがしばらくの間、集まって話をしていた。その凛とした空気が頼もしく、何事かと聞くと、最終戦について話していたという。選手たちはこう話す。「戦う気持ちっていうものを見せたい」(ゲーム前々日に練習に合流したFW岸田裕樹)。「自分が点を取って勝ちます」(FW白谷建人)。「一年間、積み重ねてきたものを出して、もっと上を目指せる終わり方をします」(MF小林優希)。「楽しくサッカーが出来ればいい」(MF喜山康平)。「チームとして向上していることをこの最終戦に最大限発揮しなければいけない」(DF野本)。「今季、いいゲームも、何もできなかったゲームもあった。自分自身も思うようにいかない時期があって、成長できたという思いを最後にぶつけたい」(DF澤口雅彦)。「相手はJ1昇格が決まったチーム。攻められる時間は増えるとしても、そこは守備陣の見せ場です」(GK真子秀徳)。

福岡の次の公式戦は、12月25日に行われる天皇杯準々決勝、FC東京戦だ。岡山のモチベーションを上げる理想的な対戦相手・福岡を迎える当日、カンスタのピッチには、柏戦翌日に無念の負傷をした西野晃平も、出場できない近藤徹志も、ファジアーノ岡山ネクストでプレーする選手も、来季の岡山にはいない選手も立っている。

以上

2010.12.02 Reported by 尾原千明
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