「栃木担当Ｏ氏からお土産のレモン牛乳をもらって試合前に飲むと栃木に負ける」という伝説がＪ２リーグにあった。
しかし、甲府は第19節（７月25日＠小瀬）を４−３で逃げ切って伝説を打ち負かした。その日は試合前にものすごい雷雨があり、「これもレモン牛乳の伝説のすごさか」と内心ビビっていたが、試合は何とか逃げ切ることに成功。

そして、第34節（11月14日）では、勝てば昇格決定という大一番でまたまた栃木と対戦。
この試合は何か山梨の名物を持って行こうと心に決めていた。「あわびの煮貝」を…とも思ったが高価でもったいないので、成田空港でも売っている信玄餅に決定。武田信玄が食べたのかどうかは知らないが、これで勝てば「信玄餅」の伝説が成立すると勝手に思い込んで、１，０５０円もする一品をグリスタに持ち込んだ。

しかし、Ｏ氏は「要りませんよ」とつれない反応。仕方がないので記者室にいた女性記者にかわいい順番にあげて、１つだけ残しておいた。
試合は拮抗したが、最後は甲府が２−０で勝って昇格決定。再度Ｏ氏にあげようとすると、『それならもらいます』と嫌々もらってくれた。食べるところは見なかったが、クシャミでもしてきな粉がＯ氏のパソコンの上に飛び散れば盛り上がると思って帰った。

来年甲府はＪ１再挑戦のシーズン。厳しい戦いが予想されるが、毎節こっそりと信玄餅を持っていくかどうか思案中…。それとも、「あわびの煮貝」くらい買っていかないと、Ｊ１では神通力も通用しないのかもしれない。
昇格の満足感に浸り飽きると、なんか弱気だ。山瀬功治や松田直樹や坂田大輔や河合竜二、甲府に来てくれないかな〜。

以上

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2010.12.02 Reported by 松尾潤