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【J2:第37節 水戸 vs 甲府】木山隆之監督(水戸)記者会見コメント(10.11.28)

11月28日(日) 2010 J2リーグ戦 第37節
水戸 2 - 2 甲府 (13:04/Ksスタ/4,172人)
得点者:56' 常盤聡(水戸)、70' 保崎淳(水戸)、74' パウリーニョ(甲府)、90'+4 小池悠貴(甲府)
スカパー!再放送 Ch185 11/29(月)前07:30〜
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●木山隆之監督(水戸):
「前半は堅い試合で、あまりいい流れではなかったんですけど、後半はシステムを変えたということもあるかもしれないけど、それ以上に選手たちがホームでいいプレーをする、勝つという執着心をしっかり見せてくれました。一時は勝ったなと思うところまでいったんですけど、最後勝ちきれないところが力の足りないところ。いつもリードを守って勝ちきれるとは限らないですけど、時には運もあるかもしれない。ただ、こういうゲームをしっかり勝ちきれるようにならないといけないなという思いを持って見てました。ただ、選手たちは本当に積極的に戦っていたし、勝つために努力をしていた。そこは非常によかったと思います。勝てなかったのは残念ですけど」

Q:後半から4−3−3に変えましたが、その意図は?
「思ったより自分たちの動きの量を出せなかった。それはコンディションの問題もあったかもしれないけど、相手の守備のコンパクトさというか、入り込むスペースをなかなか見つけられなかった。1つサイドで起点を作りたかった。なので、前を3人にして、サイドの高い位置に起点を持っていくことで、もうちょっと相手を広げた中で、大橋や村田がもう少しボールを持つ展開ができれば、ゲームが変わるんじゃないかなと思っていました。相手も4−3−3のシステムで、選手たちにはこれでマッチアップするから切り替えのところで負けたり、球際のところで負けたり、つなぎ合いで負けたりすると、ゲームは勝てないよと伝えました。でも、そういうところで勝っていくことでゲームは取れるから、そういう局面で強いスタンスを出してプレーしたら勝てるという話をしました。選手たちはしっかりやってくれたと思います。でも、2点取ってからがね、相手も力があるし、最後に執念を見せてきたし。それまでは相手もうまくいってないようだったけど、勝つための執念、やっぱりJ1に上がるチームの執念を見せてきたので、そこを守りきれなかったのは残念ですけど、そこに行くまでの過程は前半のあまりよくない出来から選手たちはよく立て直してくれたと思います」

Q:今日の試合で3年間の集大成を出せましたか?
「ベストのゲームかどうかというと、そうではないですよね。僕自身はホームで最後だったかもしれないけど、ホーリーホックのサッカーはこれからも続いていくわけで、そこで3年間やってきたことをスーパーにすべて出せるかというと、そんなに都合のいい世界じゃないし。でも、選手たちはそういう気概を持って取り組んでくれました。みんながとにかく今日の試合でいいものを出そうと、そういう気概で臨んでくれていたので、僕はそれで納得できますね。いつも言っているけど、ゲームは相手があってのスポーツなので、いつも自分たちのスタンスでやりきれるとは限らない。その中で後半修正がしっかりできていたので、そこは非常によかったなと思います」

Q.選手として4年間、監督として3年間、水戸で戦いましたが、今胸に去来するものは?
「今年で監督を退任すると決めてから、ずいぶんと時間が経っているので、自分の中で心の整理をする時間もあったし、ただ、僕は水戸で選手としてのキャリアを終えて、指導者になって、プロの監督としてはキャリアのスタートを切ったわけで、そういう意味でこのクラブで本当にいろんなことを自分の中で獲得することができました。とにかくサッカーするのがとても楽しかった選手時代。自分の最後でしたし、報酬がどうとかそういうレベルではなくて、とにかくサッカーを生業にして生きていることをすごく実感した最後の時間でしたし、そして今、プロの指導者としてスタートを切らしてもらった。それに対する感謝の思いですね。あと、自分として結果には全然満足してないんですよね。もっとやれたんじゃないか、チームを引き上げることができたんじゃないかという思いは当然あるし、それに対し、申し訳ないという気持ちがあります。だけど、選手もスタッフも含めて、とにかく与えられた状況の中でベストなことをいつも探して、それをやり尽くしてこれたという意味ですごく納得しています。心が折れそうになったこともありますし、だけど、いろんな人に囲まれて、とにかく前を向いて進むんだというスタンスを3年間持ってやってくることができた。そこには本当に納得しています。自分自身の仕事がどうだったかというのは、自分自身が言うことではなくて、周りの人が感じることなんで、いいところはこれからもやっていけばいいし、悪いところは変えていけばいい。そういうたたき台にしてくれればいい。そういう意味でスタッフと選手と一緒にやりきった3年間について、すごく納得した気持ちでいます。自分自身も次の仕事に向け、ここで得たものをまたさらにレベルアップさせて、いい仕事をしていければいいなと今は思っています」

Q:2対2の引き分けに終わりましたが、選手たちは「木山監督に勝利をプレゼントしたい」という気持ちを全面に見せてくれました。今の心境は?
「勝たせてあげたかった。あれだけのプレーを見せて2点を取ってくれたわけだから、なんとしてもリードを守りきって終えたかったなという思いがあって、選手たちにもサポーターにも申し訳ないなという気持ちがあります。ただ、選手たちがそういう思いを抱いてくれるだけの仕事ができたのなら、すごくハッピーなことですね。でも、それをやってこられたのは、本当に自分を支えてくれる、自分自身が水戸でやりたいと思ったことを実現するためにサポートしてくれたスタッフがいたからだし、うまくいかないときでも支えてくれたサポーターの方々がいたからなんです。それで、いつもうまくなってやろうとする選手たちがいたから僕も3年間いろんなことをやってこられたので、本当に感謝したいです。水戸に関わってくれたすべての人に感謝をしたいです。その1番は選手だと思うし、そういう選手たちと3年間仕事ができて本当によかったなと思います」

以上
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