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パウリーニョの真骨頂はダイレクトシュート。京都がJ2だった05年と07年にそれぞれ22得点、24得点挙げていますが、パウリーニョの得点はほとんどがダイレクトシュートだったのを記憶しています。一瞬にしてマークを外し、ゴール前へ。そして左足を振り抜くとゴールネットを揺らす、そんなシーンで何度も西京極に興奮を呼んでいました。
ドリブルで持ち込むというよりも瞬間的に裏へ抜けるスピードがパウリーニョの見せ場です。ゴールの匂いをかぎ分け一瞬でトップスピードに入り駆け上がる姿は黒豹、そこにボールを合わせられるかが勝負になります。運動量は抜群で、ボールを追いかけてサイドバックの位置まで戻ることもありました。それでも試合終了まで何度も裏を狙って走ってくれます。ただ、寒いのは苦手で京都でも「夏場のパウリーニョ」は周知の事実でした。だからもし、開幕辺りでゴールを挙げることができれば量産体制に入れるのではないでしょうか。
人柄は申し分なしのナイスガイです。明るく、チームメイトからも好かれていましたし、記者にも人懐っこく挨拶をしていました。ファンに対しても非常に丁寧に対応していたのは言うまでもありません。08年に左アキレス腱断裂でシーズンを棒に振り09年に復帰、得点感覚は全く同じでしたが、柳沢敦というFWがその時には君臨していたこともあり、出場回数を減らし、それで、出場機会を求めて移籍。これが京都を離れた背景の一つでもあります。
ただ、パウリーニョ自身は何度も「日本に帰ってくる」と、懇意にしているサポーターの一人に話していたそうで、今回、それが実現しての甲府でのプレーです。パウリーニョがどう成長しているか、非常に楽しみでもあります。どうかよろしくお願いします。
以上
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2月27日(土)13:35/国立
鹿島 vs G大阪
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2010.01.30 Reported by 武田賢宗