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【2010シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】成功のための1年に:菊池大介(湘南→草津)(10.01.31)

2010シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
2010もともに闘おう!シーズンチケット情報
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2007年7月7日、菊池大介は平塚で行なわれた第26節福岡戦でJ2最年少出場記録を更新すると、翌2008年の第28節熊本戦ではまたも平塚で、こんどはJ2最年少ゴール記録を打ち立てた。キレのあるドリブルで相手の守備ブロックを突破していく様は華やかで小気味いい。プレイスキックを担う精度も併せ持っている。

ただ、華のあるプレーはもちろん、真っ先に思い出すのが囲みを行なった際の記憶である。あれは2008年、彼が初めて参加した沖縄キャンプでのことだ。まだ高校1年生だった当時の菊池は、しかし発する言葉は真っ直ぐで、自分の考えも整理されており、およそイメージのなかの高校生とは違っていた。なんだかとってもおじさんくさい言い草だけれど、若者に抱くイメージをあらためさせられたものである。しっかりしてるなあと思ったのだ。

昨季は厳しいポジション争いもあり、なかなか試合に絡むことはできなかった。だが、アジエルが怪我で離脱した最終クールにはそのあとを継ぎ、しっかりチームの勝利に貢献している。昇格争いも佳境に入ったこの時期、菊池は5試合に先発し、J初ゴールから1年以上ぶりとなるゴールを挙げ、チームも4勝1敗と最後の勝負に弾みをつけたのだった。

「中3の頃に初めて見たとき、目に力があると感じた」湘南ユースのころから菊池を見ている曹貴裁コーチは言う。
「間違いなく集団にポジティブな影響を与える選手だと思いました。この3年のあいだに、トップの試合に出て、また出られない思いも味わった。普通の高校生にはできない経験を彼はできたと思います。つぎのステップは、グラウンドのなかで継続して安定した力を出せるかどうか。継続できれば成長できる」

期限付き移籍と聞くと、とかくネガティブなイメージを持たれがちだ。しかし、世界的に見れば18歳で外に出るのは当たり前のことだと、曹コーチは語る。だから、こう続ける。
「今年の1年があったから成功したのだと、後々言えるようになれればいい」

菊池はいまや当たり前のように年代別代表に名を連ねている。2008年には飛び級でU-19日本代表にも選ばれた。今後、日の丸を背負い続けるためにも、まずは草津でポジションを掴み、活躍することが期待される。そしてその覚悟は、誰よりも菊池自身が抱いているに違いない。

以上

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2月27日(土)13:35/国立
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2010.01.31 Reported by 隈元大吾

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