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【2010シーズンスタート!:大分キャンプレポート】1月26日(火)始動7日目。新生トリニータに変革の予感(10.01.26)

今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!
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皇甫官新監督率いる“新生トリニータ”は始動7日目を迎えた。
今オフは経営面の問題が大きな影響を与え、ポポヴィッチ前監督が退任し、西川周作(広島)や金崎夢生(名古屋)ら主力が大量流出。チームはどうなってしまうのかと不安視されているが、逆にチームが生まれ変わるいいチャンスと見ることもできる。

「選手が大幅に変わったのは痛いけど、新しいメンバーでチームをつくる楽しみがある。昨年はケガで何も結果を残せなかったので、今季にかける思いは強い。僕ら若手がドンドン試合に出て勢いをつけたい」(森島康仁)
「主力が抜けたと言われるが、十分戦っていけるメンバーだと思っている。今季はフル出場したい」(東慶悟)
彼らのコメントからわかるように、昨季の主力が抜けたことは新たな力の台頭を呼び起こすはずで、若手選手にとってはチャンスと捉える向きがある。

24日に行われた大分U-18との練習試合では、そうした気概が見てとれた。高松大樹や梅田高志ら別メニューで調整している選手を除く全選手が出場して行われ、前半出場した森島は2ゴールを叩き込み、好調さをアピール。韓国のU-20代表にも選ばれた実績をもつ崔正漢も2ゴール2アシストで、滞在能力の高さを見せつけた。
「今は主力が抜けたことで起こるプラスの面を見るようにしている。競争意識もそうだが、今の若手のなかに特別な才能を持った選手がいるかもしれない。選手はもっともっと私にアピールしてほしい」と皇甫監督は語っており、今の大分には損失によって生まれた新たな希望が溢れている。

1月19日の始動から3週間は、フィジカル中心のメニューでコンディションを上げることが主になっている。26日の練習も午前に1000m×8本のインターバルを行った後、午後はボールを使い、1対1、2対2など個のベースアップを図るためのハードなトレーニングがなされていた。新体制での横一戦の争いが刺激となっているようで、ほどよい緊張感のなかで、早くも激しいアピール合戦が始まっている。

戦術練習を伴った細かいチームづくりは、今後、練習試合を行いながら進める予定。皇甫監督の頭の中には、昨季の終盤戦でみせた攻撃サッカーの狙いがあるようだが、「焦らず、じっくりと選手のやりやすいサッカーを見極めたい」と、開幕までの約5週間、試行錯誤を繰り返しながら10年型のスタイルが導き出されるはずだ。「1年でJ1復帰」を掲げている指揮官の今後のチームづくりに注目したい。

以上

★J’s GOALでは2010も全クラブキャンプ取材を実施します!
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2010.01.26 Reported by 柚野真也
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