1月18日(月)、ヴェルディグラウンドにて、東京ヴェルディの新体制発表会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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●崔暢亮会長:
「2月1日からいよいよ新体制による新年度が始まることになりますが、よろしくお願いします。新体制を整えるにあたり、かねてから強化アドバイザーを受けていただいた川勝さんに、強化と現場の指揮をいただくべき、強化部長兼監督に就任していただきました。また、川勝監督を支える存在として、長年ジェフ千葉で手腕を発揮されてきました昼田さんを、強化部長として招へいいたしました。そして、選手においても、多くの選手に残留いただき、また、将来性のある選手も多数加入していただき、これにて新生東京Vトップチームも大いに期待のできる編成になったと思っております。どうか、多くのみなさんのご支援を期待していますので、よろしくお願いします。また、このトップチームに連携して、かねてから話をしておりますように、育成普及にもより一層の強化を図るべく、都並敏史スーパーバイザーを中心に、一人でも多くの選手を育成していきたいと考えております。
トップから育成まで、一貫した教科指導、また、環境を整えることによって、わが東京Vとして力を最大限発揮できればと考えております。
なお、経営陣からは、今後のトップチームを含めた強化担当役員として小崎取締役。育成普及部門の担当役員としては綿貫社長に兼務していただきます。
それでは、新年度の東京Vをよろしくお願いします」
●川勝良一監督:
「今季から東京V1969の指揮を執ることになりました川勝です。よろしくお願いします。復帰は11年ぶりになるので久しぶりですが、慣れ親しんだこの施設でまたチームの強化というか、再生というか、新生というかのために全力で仕事をしたいということです。
今回、監督に就任して一番強く思ったのは、環境が違うなと。見た目というか、全体のこのグランドとかスタッフなど以前と変わらないところもたくさんありますけれど、一番は組織面とかいろいろ、みなさんから言われている通り大変な状況で、選手も残ってもらい、周りといろいろと比較しても、選手のモチベーションが気になるとか心配だとか言われていますけれど、去年の暮れから強化部長として契約にあたって、選手のやる気とか今の状況を踏まえて、残ってくれた選手の考えとかも十分こっちにも伝わってきましたし、こちらの気持ちも十分選手には伝わったと思っています。
本当に大変なシーズンを迎えるわけですが、だいたいこの辺の順位で良いということは考えないと。この状況でもJ1を全力で目指して、その中で来季につながる何かを残すとか、作っていくというシーズンにしたいので、スタッフも選手も本気で今のチーム状況を踏まえて、いろんなことを考えてもJ1を目指すということでスタートしたい。と、今日の日を迎えました。とりあえず一番大事なことは、チーム全員が一体、チームワークを大事にする。一体感を持つということが全てだと思っていますので、その辺を理解していただきながら頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
Q:目指すサッカーをキーワードか何かで表現していただけますか。
「キーワードじゃなきゃダメなんですか?(笑)
今のサッカー界の流れで、人もボールもよく動く、走ると、常識的に言われていますが、それ以前にサッカー界でそれは当然のことなので、それは完全にベースにして、そこから先の個人のそれぞれ持っているプレースタイルを前面に出せればということなので、今それぞれ持っているものをできるだけベースにしたい。その先に、それぞれの選手が持っている個性的な部分をいかに引き出せるかというのが私の仕事で、それがチームのスタイル、武器になればいいかなと。
特に今季、いろいろなことがあって、選手の補強を精一杯やったのですが、全体的には、例えば攻撃陣含め小粒だと。180cm以上の選手が少ないと。だから空中戦とかセットプレーに関しても、いかにグラウンド、地面を上手く使うかというか、芝を使った、下の方のプレーに対してテクニックを最大限発揮できるような選手を集めたつもりなので、その辺が特にベースになってくると思うんですよ。昔のヴェルディのように、観ていて面白いというか、南米的だといのには強くこだわるつもりはないです。ただ、テクニックが武器になって突破につながるとか、テクニックをどこか全然違う、単発的に使うということはあまり期待していないし、望んでいない。一番緊張状態のところで、最大限テクニックを使うというのを今季のヴェルディのスタイルにしたいなと。
あと、どんなプレーに対しても、全員がチームのために努力とかランニングとかを惜しまないということは徹底したい。戦う姿勢というのは、クオリティが下がっても例えばサポーターの方とかには伝わると思うので、あきらめない姿勢というのをいかに大事にして、チーム作りをしていくかというところです。
キーワードはこれから考えます」
●昼田宗昭強化部長:
「今季より東京Vの強化部長に就任させていただくことになりました。まだ来て間もないのですが、いろいろなことを川勝監督とお話しさせていただきまして一番頭にあることは、良い組織、良いチームを作りたいということです。『良い=A+B+C+D』だというのが今、一番頭に入っていることです。どういうことかというと、『あ(A)たりまえのことを、バ(B)カにしないで、ちゃ(C)んとやる、ど(D)んな時でも』というのが、良い組織を作るためには大切。そこを川勝監督を、強化の部門でサポートさせていただいて、あとは都並さんと育成のところでタッグを組んでというところで、先ほど川勝監督も言われましたけれど、挑戦、コンテンダー(挑戦者)といいますか目的を達成したいという風に思っております。ただし、非常に苦しいシーズンになるとは思いますが、チーム一丸となって目的を達成したいなと思っています。よろしくお願いします」
●都並敏史育成スーパーバイザー:
「2月より、育成スーパーバイザーという立場で、育成普及スタッフをまとめる活動をしていく形になります都並敏史です。よろしくお願いします。今季の育成チームのスタッフは、育成普及グループとして、一緒に活動をしていく。コーチたちが一つになって下部組織の選手たちをみんなで育てていくという形になっています。ヴェルディに対して誇りを持って、ヴェルディを愛して、トップチームの戦いに全ての情熱を注げるようなことのできる、熱い生え抜き選手を一人でも多く育てていきたいと思っています。このグループの特徴としては、ヴェルディの理念にもありますように、読売時代からの伝統を継承しつつ、新生ヴェルディを発展させていきたいという思いをしっかりと体現できるような、個性溢れる選手を多く輩出した良い時代の匂いを知っているOBを多く集める形になっています。現在でも下部組織は日本で有数の優秀なものと言われていますが、その下部組織をさらに発展、強化させていけるように全員で力を合わせて努力していきたいと思います。あわせて育成普及スタッフ、全力で川勝ヴェルディを応援していく雰囲気作りと体制を作っていきたいと思います。よろしくお願いいたします」
以上
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