10月3日(土) 2009 J1リーグ戦 第28節
山形 0 - 0 大分 (14:03/NDスタ/8,011人)
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●清水健太選手(山形):
「こっちがボールを取ったかなといったときに相手ボールになってしまったり、ほんともうひと頑張りのところだと思うんですよ。そういったところがすごく気になりました。そこでいい攻撃につながっていれば、たぶん、あんなに苦しむことはなかったと思います。勝ちたかったという気持ちは強かったと思うし、単純に相手のカウンターがはまって走らされた部分もあるので、そういう意味で疲労感があったのかなというのが、選手からすればありますね。焦ったと言いきれない部分もありますけど、もうちょっと冷静にやれば、カウンターがはまるような試合にはならなかったのかなと思います」
Q:後半はラインを意図的に下げたのですか?
「下げたつもりはないですけど、順位とは関係なしに力があるチームだなあと思ったので、下げさせられたというイメージかもしれません」
Q:勝点1でよかったという試合ではなく、勝ちにいったが結果が出なかった?
「…だと僕は思ってるし、もうちょっとダイナミックに攻めきってほしかったなという気持ちは持っています。大分が、思ってたよりすごく力のあるチームだなというのがあって、簡単にはやらせてくれなかったなという印象は持っています」
Q:シュートを何本も止めることができた理由は?
「自分がある程度冷静に対応できたというのもありますけど、相手がたぶん、チャンスになった選手が少し余裕がなかったというか、慌ててプレーしていたので、こっちは冷静に対応できたかなとは思っています。(正面を突くケースが多かったが?)そうですね。打つ人が余裕がなかったので、『枠に飛ばそう』みたいな感覚で打っていたのかわかりませんけど、比較的難しくなかったかなと思います」
●西河翔吾選手(山形):
「最後は打ち合いになったんですけど、結果ゼロで終わったので、負けなくてよかったかなと正直思います。こっちにもチャンスがあったのでそこで決めていればという試合だったですけど、そう簡単にはいかないし、ここで負けなかったというのを次につなげていきたいです。大分もすごいパワーを持ってきたので、そこで耐えてゼロで抑えたというのは自信にもつながるだろうし、まだまだ次の神戸も大事な試合なので、天皇杯で間が空きますけど、天皇杯も勝って、いい形でつなげていきたいです」
Q:裏に走られるシーンが多かったのは、守備全体として何が問題でしたか?
「高松選手の1トップのところで、どうしてもセンターバックが1人つられたらその背後を突いてくるのが相手の狙いだったろうし、だからと言って、待っていても振り向かれて仕掛けられてというのがあるので、難しいところではあったんですけど、何回か迷いもありました。金崎のところを(アプローチに)行けばいいんですけど、自分の背後が気になってレオが間に合ってなかったりしたこともありましたし。レオがいるときは思いきり行けてたので。結果ゼロで終わったので、最後、シミケンさんがよく止めてくれたなあという印象です」
Q:清水選手は、シュートを打つ選手に余裕がないところも見えていたようですが、ディフェンダーとしてはどうでしたか?
「全然わからないです。やばいという感触があって…。あそこで冷静にいられるというのはシミケンさんのすごいところだし、冷静な判断ができていたから、最後あの局面でも止めることができたと思うし、今日はすごい助けられました」
●小林亮選手(山形):
「前半はちょっと受けてしまって、向こうの高橋選手のところにミヤさん(宮沢)が行くのか、俺が行くのかというところで迷ってしまった部分がありました。東選手が俺の後ろにけっこう走って出てきていたし、ニシ(西河)の方からもステイしろという声もかかっていたので、なかなか出れずに、それで高橋選手のところで持たれてしまったりということがありました。途中から、伸二さん(小林監督)のほうからも指示があって、そこに行くようにという指示も出て、それでもちょっとやりづらさはありましたけど、最後の部分でしのげていたので、山形らしい粘りづよいサッカーができていたと思いますけど、ちょっと大分のペースで試合が進んでしまったのかなというのが、やってる選手側の思いです。
取ったあとにもう少しうまくつなげたりとか、もう少し人数をかけてうまくボールをつないでいくことができればチャンスは広がっていったと思うんですけど、大分は頑張って守備もするチームなので、どうしても遅攻になってしまうと、なかなかアイデアがなかったりとか、思いきりがないまま中途半端にボールを奪われてしまったりとかいうのが多かったので、そういうところはちょっと悔やまれるところではあります。相手の決定的なシーンもありましたし、そこをシミケンさんも防いでくれたりしたので、最低限の試合だったのかなというのは感じます」
●高松大樹選手(大分):
「今日は結果が欲しかったんですけど、次の試合もありますし、気持ちを切り換えてやっていきたいと思います。ロッカーでは今日のいい点や反省点を踏まえて考えている人もいたし、『こうしたほうがいいよ』という声も聞こえていました。こういう状況ですし、点が入らないという雰囲気に飲まれているということもありますし、最後は個人の技量だと思うので、個人個人が練習からしっかりやらなければいけないと思いますし、最後は気持ちの部分もありますので、あとは『ゴールするんだ!』という気持ちでやらないと入らないと思います」
Q:残り全試合に勝たないと難しい状況になってしまいましたが?
「今日も内容はすごくよかったと思いますし、あとは点を取って勝つだけなので、それを持ち続けることしかないと思います。みんなはあきらめていないと思いますし、あきらめて下を向かずに、勝つことだけやっていきたいと思います」
●西川周作選手(大分):
「全体的に観ていてこっちのほうがチャンスがあったので、決めれるときに決めれなかった部分で最後までズルズルいってしまったのかなあと思います。守備に関してはみんなよく頑張っていたし、体を張って最後のところでしのぎきれたので、今日はあまり仕事をする機会がなくてよかったと思います。前半からあまり、自分のところでプレーする機会もなかったんですけど、1試合のなかで1回2回は必ず来るという意識はあったので、準備はしっかりしていました」
Q:試合前、今日の試合の位置づけをどのように確認していましたか?
「今日負ければほぼ16位以下が決まるなかで、負けなかったのはプラスに考えていけますし、逆に勝ちきれなかった悔しさもあるので、次にこういう試合をした時に勝ちきれる力をつけて、さらに試合に臨んでいこうと思います。アウェイの山形の地で負けたくなかったので、負けなくてよかったです」
Q:先日、日本代表に選出が決まってから初めてのゲームになりましたが?
「またチャンスをもらいましたし、チャンスをつかみ取るためにも、山形戦でアピールをしないといけないと思っていたので、チームのことも頭にありますし、代表のことも常に頭にあるので、また頭を代表のほうに切り換えて、しっかり楽しんでやれたらいいなと思います。今日はモチベーション高く試合にも入れたので、代表でいい経験をさせてもらって、またチームに戻ってきたときにゼロで抑えられるように頑張ります」
以上