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【2009シーズン始動!】ロアッソ熊本:新体制発表会見での岡英生代表、池谷友良総監督・GMコメント(09.01.24)

本日、熊本市内でロアッソ熊本「新体制発表会見」が行われました。席上のコメントは以下のとおりです。

●岡英生アスリートクラブ熊本代表
「まず、私のほうから今年度以降の中期の目標、今年度のクラブスローガン、目標についてご説明させていただきます。
 当クラブは昨年よりJ2に参入しまして、5年でJ1に参入しようということで、国穫宣言を発表しました。昨年は初年度だったわけですが、この1年間を通じて、我々がどうすれば次の目標に向かって行けるのかを見極め、勉強して来たつもりです。その中で、やはり当初の目標通り、あと4シーズンを経てJ1を目指して行こうという新たな決意を持ち、今シーズンに臨みます。
 今年度のコンセプトは、『絆』であります。この意味は、ふれあいと温かさを通じて地域の皆様と深い絆を結ぶ事によって、応援して下さる方々を増やしていく。そして、それを力にしてJ1を目指して行こうということです。この絆を結ぶ事が、我々にとって一番重要な事だと思いますし、いかにたくさんの方々に試合を見に来ていただいて、声援を送っていただいて、選手達を激励していただくのか。それが我々クラブの力になると信じておりますので、その絆づくりを精一杯頑張って行きたいと思っております。
 クラブのスローガンですが、メインコンセプトである『絆』をもとに、“Keep & Change”ということを今年度のスローガンにして、1年間頑張りたいと思います。“Keep”は継続を意味しております。これまでやって来た事、続けていかなければいけない事がたくさんございます。それを続ける事で目標に向かって行きたい。そして、“Change”というのは、変わるというよりむしろ、進化を続けていこうというふうに思っております。進化する事によって、より上のステージへ登って行く事が我々の使命だと思っております。
 2009年シーズンの具体的な数値目標ですが、まず平均入場者数については、昨シーズンが5,279名で目標は達成できました。今シーズンは、昨シーズンよりホームゲームが4試合増えます。水曜のナイターゲームが増えるので、お客様が来るのも難しい場面もあるかと思いますが、それを踏まえまして、1試合平均で最低でも6,000人の方々に試合を見ていただきたいと思っております。
 ファンクラブ会員も今年は3,000名まで増やしていきたいと思っておりまして、いろいろ検討しておりますが、試合を見ていただく事によって、会員の方にたくさんメリットを享受していただきたいと思っております。
 それから、スポンサー企業の拡大ということに関しては、300社まで増やしていく事を目標にしていきたいと思っております。
 そして、財務体質の改善という部分に関しては、協賛金だけに依存をしない収入構造を構築したいと思います。入場料やファンクラブ、グッズの販売収入等ですが、そのためにも、たくさんの方々に試合を見ていただく事が重要だと思っております。
 最後に、ひとつだけ皆さんにご報告しておきたいと思います。池谷は今年度からGM専任ということでやらせていただくわけですが、GMというと『どういう人なのか分かりづらい』というご意見も寄せられております。そこで、老若男女いろんなファンの方がいらっしゃる“地域のチーム”として、どなたにも分かりやすくしていきたいという観点から、池谷の呼称を今後は“総監督・GM”としたいと思っております。是非、マスコミで報道される場合でも、“総監督・GM”という表現でお願いできればと思います。決してこれは今までやっている仕事の内容が変わるのではなくて、あくまでも、より皆さんに親しみやすい呼称にしたいということで、役員会でも決定しております。よろしくお願い致します」


●池谷友良総監督・GM
「おはようございます。今年1年よろしくお願いします。全員が揃っているわけではないですが、今日から正式にチームがスタートします。
 まず、今シーズンの目標ですが、5年でJ1ということを目標としているので、明確な順位として、やはり昨年より1つでも進化していきたいという思いから10位という目標を設定しました。順位だけを言えば、10位、7位、5位、3位と段階的に行けば、約束通り(5年でJ1)に行けるんですが、あくまでも順位にこだわるということではなくて、そこを目指すということです。ここ2年というのは、基盤を作って行くのが大事だと思っています。そして最後の2年かけて、何とかチャレンジする。そういう意味で、今シーズン、来シーズンはまだまだ基盤作りの時期だと思っています。
 10位という順位が適切かどうかは分かりませんが、今回監督のポジションも変わりましたので、(北野監督には)少し余裕を持ってやってもらいたい。まあ10位と言うとプレッシャーをかけているかも分かりませんが、そうではなくて、去年よりも少しでも上に行くということ、そして明確な目標があった方がやりがいがあるだろうということで、10位を目標に今シーズン頑張っていきたいと思います。
 2つめに補強についてですが、今回9名を補強しました。そして、先日報道されている選手を加えると10名という事になります。これで、チームの構成が30名でスタートします。今の段階では、素晴らしいバランスで補強ができたと思っています。でもやはり、やって行く中でいろんな事が起きて行くと思います。思った以上にバランスが崩れたり、思っていたのとは違うポジションで使えたりという事もあり、チームのバランスは少しずつ変化して行く事もあると思うので、(現場からの)要望があれば是非、また新たに選手獲得という動きも含めて考えています。
 3つめに、先ほどスローガンの説明がありましたが、『絆』ということ、そして“Keep & hange”、継続と進化ということで、北野監督とも話をして、このスローガンに決定しました。昨年からも言ってきたと思いますが、変わってはいけないもの、変わっていかなくてはいけないもの、ここを明確に打ち出して、変わってはいけないものはより強固なものにして、レベルを上げていく。そういう意味では変わっていくんですが、本筋は変えずにもっと鍛えて行く。そして、変わっていかなくてはいけないもの、量や質、コンビネーションの部分だと思いますが、積極的にレベルを上げていきたいと考えております。
『絆』ということに関しては、同じ目標を共有して、4年後に達成するために、今日来ているメディアの皆さんも含めて、チーム、クラブ、ファン、サポーター、スポンサーさん、全ての人たちが同じ目標に向かっていけるか。波はあると思いますが、その中でもお互いに信頼関係を失わずに戦っていけるか。これが、次の目標を達成するために一番大事な事だと思っております。
 私の立場からすると、この辺を強く地域に発信していきたい。最近流行りの言葉ですと“Yes, we can”というのがありますが、やはり“we”ということで、私たち皆で、このチームを強くしていきたい、皆の力がなければ強くなれないと考えています。監督の力、選手の力だけで勝てるわけではないと思っています。皆さんの力を借りて、クラブの総合力、そして“熊本力”というもの、そこに絆があるということが大事だと思っています。このスローガンに基づいて、今シーズン頑張っていきたいと思います」

Q:今回の補強について、チームとしてのポイント、狙いを教えて下さい。
「ひとつは、昨シーズン失点が多かったということ。その中でディフェンスを補強したいということでいろいろ動いていったんですが、トータル的なバランスも重視しています。FWでは高橋が抜けた事で宇留野という選択をしたということと、あとディフェンスでは上村が引退したという事で、センターをとらなければいけない。まあ、こうして顔ぶれを見ると新卒が多いんですが、そういう意味でいくと、即戦力になるかというと、それはこれからだと思っています。2年、3年という中でしっかり鍛えていきたい部分と、今年結果がある程度必要だという現実的なところもある。そこに、石井であったり宇留野であったり、Jリーグでも実績を持った選手、そして、また後日記者会見をやると思いますが、もう1人含めてが現実的なところということですね。あとの選手に関しては、今日ここにいるということが、ウチのクラブとしては最大限評価をしているということです。ですが、その中で勝ち残ってポジションを掴むかというのは本人次第だと思っています。だから、今日彼らの前で言うのもあれですけど、やっぱり勝ち残ってポジションを取るために競争してほしいと思っています。全選手に期待をしていますが、1年経った時に良かったねって言えるように、現場の北野を中心に鍛えてほしいなと思っています」

以上
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