J1&J2クラブの戦力を徹底分析
鳥栖サガン鳥栖
良い守備から良い攻撃に繋げるために、よりハードに戦う今季のみどころ
「19勝13敗が目標」と森下仁志監督は宣言した。
鳥栖は昨季、優勝したG大阪と同じ19勝を挙げたが5位に甘んじた。勝点・得失点差で柏に並んだが、総得点7点差でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選出場も逃した。
鳥栖関係者は「昨季はタイトルとACLを取りこぼしたと考えている。今季もおごることなく、ただ目線と意識を最高の水準から下げることなくシーズンを戦っていきたい」と話す。昨季以上の成績を残すためには、昨季以上に『何か』を積み上げないといけない。その『何か』とは、「昨季までのいいところは継続して、そこに自分たちらしさを加える」ことだと森下監督は言う。
「サッカーをしないとサッカーはうまくならない」(森下監督)と、1月の始動ではいきなりアップ時からボールを使って選手たちを走らせている。昨季よりも練習時間と回数は少なくなったが、ボールとともに走っている時間と距離は長くなっている。ここが、今季積み上げる『何か』に繋がっている。ゲーム形式の練習でも選手1人1人が走った距離を測定し、それが選手に伝えられる。感覚ではなく実数として把握させ、それをモチベーションにも繋げる。昨季以上に高い位置からプレスをかけ、サイドに追い込み、人数をかけてボールを奪うことを徹底させる。これまでの鳥栖の守備を継続させ、さらに厳しさを加えている。
攻撃では、「できるだけ早くシュートに持っていく」と、森下監督は言い続けている。キャプテンの藤田直之は「これまでとやることは変わらないが、これまで以上に約束事が増えている」と『何か』が加わっていることを示唆している。
今季の鳥栖は昨季以上のハードワークに加え、素早い攻撃を見せてくれるに違いない。
以上
Reported by サカクラゲン
開幕時の予想布陣
昨季の主力がほとんど残留したために、メンバーに大きな変動は見られない。戦い方もシステムも昨季を踏襲したものとなる。安田理大の左サイドバックには、清水から完全移籍で加入となった吉田豊が入りそうだ。昨季はリーグ最強ともいわれた左サイドだが、今季は右サイドとのバランスが取れている。守備の約束事も全員が共有しているし、素早い切り替えと前線の活動量は昨季で実証済み。今季は総合力でそれを上回っていると言えるだろう。
1トップに入る豊田陽平をターゲットにすることが攻撃の第1選択肢であることは昨季と変わらないが、今季は豊田がサイドに流れてボールを引き出す動きを見せている。
2列目に入る選手は運動量が豊富なので、豊田にマークが集まっても攻撃の多彩さを見せることができる。韓国代表の金民友は絶好調だが、早坂良太も仕上がりの良さを見せる。中盤の左サイドのポジション争いが、チームの総合力を大きく引き上げることにもなっているが、磐田から完全移籍で獲得した白星東は突破力があり、福岡大から加入のルーキー山﨑凌吾もスピードとうまさを持っている。
90分を通して攻撃陣が試合の主導権を握る時間が大きく増えそうな今季だが、もともと守備には定評がある鳥栖。GK林彰洋を中心とした守備陣は昨季以上に連携も取れている。攻守ともに昨季以上の強さを見せてくれるに違いない。
注目株には18歳の高卒ルーキー・MF鎌田大地を挙げよう。ここまでのトレーニングマッチでは得点に多く絡んでいる。展開次第では、意外と早いJリーグデビューを飾るかもしれない。
以上
Reported by サカクラゲン
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