J1&J2クラブの戦力を徹底分析
岡山ファジアーノ岡山
コレクティブに、ダイナミックに戦って、J1昇格を目指す今季のみどころ
Jリーグ加入7年目。今季は、岡山がJリーグに確固たる足場を築き、クラブとして次なる段階へと深化を進めるため、史上最も重要なシーズンとなる。
5年間チームを率いた影山雅永氏からバトンを受けた長澤徹新監督は、ほぼ刷新されたチームスタッフとともに、転換点とも言える大きな変化の波と向かい合っている。
昨季1年間、岡山のヘッドコーチを務めた長澤監督は就任会見で「ハードワークを主としたひたむきさ、最後まであきらめないスピリットを継承する」と話した。それは、「岡山は今、成長曲線にしっかりと乗っている。それを基礎にしながらやっていくことが大事だと認識している」からだ。
昨季主力として活躍した選手の流出はあったが、骨組みとなるメンバーは残った。さらにJ1・J2の舞台だけでなく日本代表としての経験を持つ選手の加入もあり、チームは精神的な部分でも活性化されている。
今季のキーワードは『コレクティブに、ダイナミックに』。『コレクティブに』は、岡山が守り続けている、全員で守備をし全員で攻撃をする統制のとれた戦い方だ。『ダイナミックに』は、攻撃面の意思とも言うべきもの。攻守の切り替えのスピードも含まれる。
目標は、J1昇格。昇格と謳い切ったのは、「ぼやかしてプレッシャーを避けるようなことはしたくないから」と長澤監督。周到で緻密な準備と戦略、覚悟を持って、メガクラブうごめく群雄割拠のJ2リーグに挑む。その姿こそが今季の岡山の見どころだ。
以上
Reported by 尾原千明
開幕時の予想布陣
岡山が2011年から採用している3-4-3のフォーメーションを、今季も継続。昨季はDFにケガ人が続出し、ワイドの田所諒、FWの久木田紳吾が最終ラインに入ったことで、まさにケガの功名ともいうべき、スピーディーで機動力のある新たな岡山の守備像が生まれた感がある。しかし今季はDF登録の選手が多く、その競争は激しい。昨季はケガのため長期間離脱した植田龍仁朗、近藤徹志、竹田忠嗣が復帰し、フレッシュな心持ちでチャレンジしている。また期限付き移籍から復帰した篠原弘次郎、そして新加入の岩政大樹もいる。岩政は百戦錬磨の駆け引きとラインコントロール、さらに攻撃時のセットプレーでの決定力と強みが多く、その存在感からも一歩抜きん出た感がある。
ボランチは、千明聖典と島田譲に加え、大分から伊藤大介、愛媛から渡邊一仁が入り、層が厚くなっている。ゲームのリズムを生み出す千明、バランス感の良い島田、決定力のある伊藤、ボール奪取に優れた渡邊と、それぞれの個性があり、シーズンを通して見どころの多いポジションとなりそうだ。
またワイドのポジションも同様に、田所、田中奏一、三村真、そして新加入の加地亮と、頼もしいメンバーが揃っている。
前線はケガ人の多い現状だが、昨季終盤の4試合連続得点でキャリア初の2桁得点をマークした押谷祐樹は今季もゴール量産が期待できそうだ。また昨季は岡山ネクストでプレーした幡野貴紀、小林秀征、藤岡浩介ら20歳前後のプレーヤーがトップチーム入りに名乗りを上げている。
以上
Reported by 尾原千明
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