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スーパーカップ2025
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福岡アビスパ福岡

クラブ誕生20周年を迎える記念すべきシーズン。本気でJ1を目指す陣容が揃った
今季のみどころ

クラブ誕生から20周年を迎える今季、福岡は経営体制を刷新。新たな20年に向けて『新生アビスパ』としてスタートする。
今季のスローガンは『福岡MOVEMENT 鼓動。躍動。感動。』に決まった。新たなステージに向けて動き始める強い決意を表現したもので、そこから生まれる様々な動きに鼓動を震わせ、力強く躍動し、アビスパに関わるすべての人たちと一緒に多くの感動を味わいたいという思いが込められている。

その記念すべきシーズンに指揮を執るのは、国際Aマッチ出場122試合・Jリーグ通算出場297試合の実績を持ち、1998年のFIFAワールドカップ・フランス大会では日本代表のキャプテンを務めた井原正巳氏。監督としては初陣になるが、豊富な選手経験のほか、2006〜2008年は北京オリンピック代表(U-23日本代表)アシスタントコーチを、2009〜2014年は柏ヘッドコーチを務めただけに期待感は大きい。

目標はJ1昇格。勝利のために90分間を全力で走り続け、攻守にわたって全員がハードワークするサッカーで日本最高峰の舞台を目指す。
それを実現するための戦力も整った。坂田大輔、平井将生らを擁するJ2トップクラスの攻撃陣は健在。さらに、中村北斗、鈴木惇、末吉隼也ら、かつて福岡で活躍した選手を含む10人を補強し、選手層は確実に上がっている。特に人材不足が深刻だったボランチと両サイドバックに計算できる選手が揃ったことは大きい。本気でJ1昇格を狙える態勢が整った今季、福岡は目標に向かって駆け抜ける。

以上

Reported by 中倉一志

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

GKは、いまや『神セーブ』が代名詞となった神山竜一が絶対的な存在として君臨する。
最終ラインは、新たにディフェンスリーダーとして加わった濱田水輝を中心に、昨季全試合フルタイム出場を果たした堤俊輔、7年ぶりの古巣復帰となる中村北斗、リオデジャネイロ・オリンピック代表(U-23日本代表)候補に名を連ねる亀川諒史の4人。さらに経験と実績を持つ古賀正紘、圧倒的な高さでゴール前の制空権を取るイ グァンソン、当たりの強さを誇るパク ゴンらが控える。昨季は、J2ワースト4位の60失点を喫し守備組織の再構築が求められているが、それを可能にする顔ぶれとなった。

今季最大の補強ポイントであったボランチには、攻守にわたって高い能力を発揮する末吉隼也を軸に、パス回数で昨季J2トップを記録した中原秀人、3年ぶりの復帰となる鈴木惇、今季に復活をかける森村昂太と豊富な人材がそろう。

最も層が厚い攻撃陣は坂田大輔、平井将生の2トップに、城後寿、金森健志の先発が濃厚。しかし、ベテランの域に達した中原貴之、昨季7ゴール(チーム3位)を記録した酒井宣福、17歳とは思えない高いテクニックを有する新加入の邦本宜裕らも実力では遜色はなく、激しいポジション争いは開幕ギリギリまで続きそうだ。

「J1昇格を狙える選手が十分に揃った」と胸を張る井原正巳監督。激しい競争の中でその実力が発揮された時、2011年以来のJ1への扉が開く。

以上

Reported by 中倉一志

※予想スタメンは2月10日時点のものです。

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