J1&J2クラブの戦力を徹底分析
F東京FC東京
「より強固に、よりタフに」。フィッカデンティ監督2年目の継続成長路線今季のみどころ
F東京は、今季からオフィシャルサプライヤーとして「アンブロ」ブランドを展開する株式会社デサントと契約を締結した。クラブ創設以来16年続いたアディダスの3ラインに別れを告げ、新たなユニホームに袖を通す。
そうした大きな変革を迎える一方で、就任2年目のマッシモ フィッカデンティ監督の下で継続成長路線を敷く。その狙いは、補強方針にも顕著に表れている。
期限付き移籍先で経験を積んだ丸山祐市、橋本拳人、林容平を復帰させ、高校卒ルーキーの小川諒也、佐々木渉を獲得してチームのボトムアップを図った。指揮官は昨季、若手選手を積極登用してきただけに、今季も先発を脅かす選手がこの中から多く現れるだろう。
その一方で、榎本達也、奈良竜樹、前田遼一を補強し、移籍で抜けた穴もしっかりと埋めた印象だ。ただし、外国籍選手の枠は埋まっておらず、開幕までにさらなる補強があるかもしれない。
昨季はリーグ戦で14戦無敗を記録し、総失点は33。一昨季よりも14点減らしたが、総得点も同様に61から47へと14点減少している。だからこそ、課題は明らかだ。堅い守備を維持しつつ、いかに攻撃力を高めるかに尽きる。
しかし指揮官は、あくまでも一歩ずつを強調する。「課題を修正し、昨季見つかった欠点を埋めていくことができれば、競争力を備えたチームになれるはずだ。昨季同様に、しっかりと正しい方向に進んでいきたい」。
その言葉どおり、オフシーズンは着実に昨季の課題に取り組んできた。今季はより強固に、そしてよりタフなトーキョーが、味スタのピッチに立っているはずだ。
以上
Reported by 馬場康平
開幕時の予想布陣
昨季の基本システムである4-3-1-2を軸に、4-3-3と4-4-2を併用する。さらに、試合の状況においては、5バックも使用することになるだろう。
先発メンバーは、昨季をベースに、前田遼一が最前線に入ることになるだろう。ただし、各ポジションともに競争は激しい。特に、森重真人の相棒を巡る争いは熾烈だ。吉本一謙、奈良竜樹、丸山祐市、さらにカニーニが激しい椅子取りを演じている。
中盤も、定位置を約束されている選手は1人もいないと言っても過言ではない。多士済々の面々が揃い、指揮官のうれしい悩みの種となりそうだ。
注目は、復帰組だ。丸山は湘南への残留も選択肢としてある中で、あえてポジションが約束されていないF東京への復帰を選んだ。「試合に出られなかった一昨季の悔しさを晴らしたい」と言い、定位置奪取を目指す。
熊本から復帰した橋本拳人もおもしろい存在だ。持ち前のボール奪取力に加え、攻撃でも飛躍的な進歩を遂げており、先発を脅かす存在と言えるだろう。「日々、最大限のことをやり続けたい」という向上心は、チームの底上げにも好影響を与えることになるだろう。
昨季の武藤嘉紀がそうだったように、ブレーク候補はまだまだいる。個性的な面々をいかに起用するのか。Jリーグへの理解も深まった2年目のマッシモ フィッカデンティ監督の手綱さばきにも注目だ。
以上
Reported by 馬場康平
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