愛媛vs山口のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2024年11月3日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第37節 2024年11月3日(日)16:04KO ニンジニアスタジアム
試合終了
10前半1
1後半0
8SH8
5CK12
10FK11
1
山口が多くの時間で主導権掌握。しかし2点目を奪えず、ドロー決着
先手をとったのはアウェイ・山口だった。
11分、センターサークル付近でのセカンドボール争いに勝って前を向くと、そこから攻撃にスイッチが入る。ボールは左サイドの新保 海鈴へ展開されて、相手陣深くへ進入するとともにゴール前へクロスを供給。GK辻 周吾に片手ではじかれるが、短くなったクリアを回収して最後はゴール前の混戦の中で末永 透瑛が押し込み、幸先の良いスタートを切った。
その後も山口はハイラインからの強度のある守備で、ホームチームの自由を奪って主導権を握ると、両サイドのスペースを活用したフリーランを繰り返し、愛媛を自陣に追いやって試合を優位に進めていった。
攻守両面で後手に回り続ける愛媛は、42分にベン ダンカンがクロスバー直撃のミドルシュートを放つも、攻撃は散発。勢いをつけられないまま後半を迎えた。
しかし立ち上がり、愛媛はセットプレーの流れから相手陣に押し込む展開に持ち込むと、一気にゴール前に人数をかける攻勢で決定機。ゴール前の密集の中でも細かくボールをつなぎ、最後は小川 大空が押し込んで53分に試合を振り出しに戻した。
その後は再び山口が主導権を握って、何度となく相手ゴールを脅かす時間帯が続くが、愛媛も自陣で体を張って粘り強く対応。後半アディショナルタイムには山口が押し込む中で、下堂 竜聖がヘディングで決定機を迎えるも、辻の好守に阻まれる。逆に愛媛は終了間際に谷本 駿介の鋭いミドルシュートが枠を捉えたが、ここは山口の守護神・関 憲太郎が好セーブを見せ、お互いに一歩も譲らず。
ともに死力を尽くした熱戦に決勝点は生まれず、勝点1を分け合う結果に終わった。
[ 文:松本 隆志 ]