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[ 2014年 今年の漢字:浦和 ]
過去の失敗から学び、3度目の正直とするはずだった。
ここ2年はいずれも優勝争いには絡んでいたものの、1度も首位に立ったことはなく、優勝の可能性がある1チームに過ぎなかったが、今季は違った。第11節・F東京戦でペトロヴィッチ監督が指揮するようになってから初めて首位に立つと、FIFAワールドカップ・ブラジル大会による中断期間も首位ターン。中断明け以降も安定した成績を残してトップを快走し、優勝候補最右翼としてJ1リーグを席巻していた。今度こそタイトル奪還という機運も高まっていた。
だが、今季も過去2年と同じように終盤に失速。C大阪、徳島、仙台、甲府との4連戦でわずか勝点4しか取れずに後続のチームに差を縮められると、当時2位だった第32節・G大阪との頂上決戦では終了間際の2失点で後塵を拝し、続く鳥栖との苦手アウェイ戦でも終了間際の失点による痛恨ドローでついに首位の座を失ってしまった。
そして逆転優勝に望みを繋ぐべく最終節の名古屋戦に臨んだが、結果は逆転負けという最悪のエンディング。シーズン序盤、中盤と順調に来ていた中で、最後の最後につまずいてしまっただけに失望感の強い幕切れとなってしまった。

Text by 神谷正明

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2014年12月18日(木)

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