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[ 2014年 今年の漢字:名古屋 ]
何はともあれ、今季のチームは若い印象だった。最終節のスタメンの平均年齢は27.45歳。これは昨季の最終節と実はまったく同じ数字なのだが、その内訳は大きく異なる。DFラインには24歳の牟田雄祐、23歳の本多勇喜ら2年目の選手が台頭し、中盤では同じく23歳の田口泰士が中心選手に成長。トップ下には23歳の新人・矢田旭がポジションを確立している。前線では永井謙佑と川又堅碁の25歳コンビが核となり、交代出場の田鍋陵太は21歳、松田力も23歳だ。チームの要所こそ楢崎正剛や田中マルクス闘莉王、矢野貴章ら30代のベテランが固めているものの、完成された選手によって構成されてきたここ数年のチームのイメージを払拭するようなメンバーと言えるだろう。
若さゆえの経験不足に西野朗監督は苦慮することも多かったが、「若い選手の成長は感じられた。来季はステップアップすると、個人的には期待している」と手応えもつかんだ様子。キャリアハイの12得点でエースとなった永井や、日本代表にも選出された田口らを新時代の旗手に、来季は飛躍のシーズンとなることを期待している。

Text by 今井雄一朗

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2014年12月17日(水)

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