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[ ゆく年くる年:今年の漢字 札幌 ]
石崎信弘監督の3シーズンに渡る指導が実を結んだのが、今季の結果だろう。オフに主力が移籍をして顔ぶれが変わったものの、既存の選手たちにはしっかりと石崎サッカーのコンセプトが浸透していた。新加入の選手にも、それが浸透しやすい状況になっていたということだ。
また、今季は攻撃陣の中で内村圭宏、近藤祐介の活躍が光っていたが、これも石崎監督の指導によるところが大きい。内村はもともと前線で張るタイプのストライカーだったが、石崎監督にポストプレーなど新たな要求をされ続けた結果、万能なアタッカーへと変貌。近藤も石崎監督の我慢強い指導によりメンタル的にも一皮むけ、安定感が高まった印象だ。
昨季は成績的には低迷していたが、我慢の指導の成果がしっかりと今季につながったと言っていいだろう。
Text by 斉藤 宏則2011年12月31日(土)