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AFC U-19選手権中国2010 グループステージ第2戦(vsベトナム)マッチレポート(10.10.06)

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U-19日本代表 4-0(2-0) U-19ベトナム代表

戦からメンバーが2人入れ替わったU-19日本代表。2トップを指宿洋史と永井龍から、宇佐美貴史と杉本健勇に変更した以外は、すべて同じ顔ぶれとなった。
日本に対するブーイングもあったが、第1戦と比べ、比較的静かな立ち上がりとなった。

先制したのは日本。前半8分、宇佐美が中央左寄りでボールを受けると、巧みなフェイントで一人交わしてから、平行して走りこんできたMF六平光成へパス。六平はトラップすると、ペナルティエリアの外から迷うことなく右足を一閃。ボールはゴール右隅に吸い込まれた。

幸先良く1点を先制した日本だが、ここからベトナムのサイドを丁寧に使ったパスサッカーに手を焼き、思うように試合を運べない。
それでも時折、杉本をターゲットに、宇佐美、MF菊池大介、酒井高徳、六平らがフレキシブルに絡む攻撃でチャンスを作り出す。25分にはカウンターからオーバーラップした右サイドバックの岡本拓也のセンタリングを、杉本がダイレクトボレーで合わすが、これはGKのファインセーブにあう。これで得た右CKでは、六平がショートコーナーから、菊池とワンツーし、決定的なセンタリングを送るが、酒井のシュートはまたも相手GKのファインセーブに阻まれた。

反対にベトナムも30分を過ぎるとチャンスを作り出す。34分には左サイドの18番L. Q. PHUONGの折り返しを、ニアサイドで10番H. M. TUANがオーバーヘッド。このこぼれを今度は21番N. H. HUYがオーバーヘッドを放つが、これはギリギリ枠の外。すると前半終了間際に、宇佐美がペナルティエリア外から強烈なミドルシュートを右隅に突き刺して、いい時間帯で追加点を奪った。

2−0で迎えた後半は、こう着状態が長く続いた。足が止まり始めたベトナムに対し、日本もラストパスの精度が悪く、ポゼッションしながらも相手を崩しきれない歯がゆい時間帯が続いた。共にチャンスらしいチャンスのないまま時間は過ぎていったが、後半32分に杉本、酒井とつなぎ、酒井のスルーパスを宇佐美が決めて、3−0。すると後半のアディショナルタイムには交代出場のMF風間宏希から、同じく交代出場の加藤大へと繋ぎ、加藤のスルーパスに抜け出した宇佐美がハットトリックとなる4点目を決めて、勝負あり。日本が4−0でベトナムを下し、決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めた。

以上
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