●吉田恵監督(鳥栖):
「毎回ホーム、アウェイの地に来ていただいた多くのサポーターの皆様、そして今回ホームと同様の応援をしていただき、ありがとうございます。本当に感謝したいと思います。ファン・サポーターの皆様に本当に勝つしかない状況で、勝利を届けられたことを嬉しく思いますし、それを成し遂げてくれた選手たちに感謝したいと思います。
試合に関しては、鳥栖らしくない早い時間の先制だったと思うんですけど、そのなかでしっかりゲームを落ち着いてコントロールできたことが勝利に一番つながった要因じゃないかなと思います。相手のスローイングのところを消しながら、自分たちのいい攻撃につなげる場面もたくさんできましたし、本当に90分間、特に替わりに出た選手、いつもから3、4人先発が変わった中でそれでもやっぱり同じような戦い方をしてくれたことがサガン鳥栖を象徴すると思います」
Q:4人先発が変わりチームの真価が問われる試合だったなかで勝てたことに対する評価と、首位という状況で監督を引き継いで最後まで上位を守り抜いたいまの気持ちをお願いします。
「今日、替わりに出た選手に関しては先ほども申し上げましたが、最大限の評価をしたいと思います。出た選手だけじゃなくて、既存に出ていた選手たちがしっかり助け合って、90分間戦えたことは、サガン鳥栖の『誰が出ても同じサッカー』という強みをしっかり証明してくれたなと思います。もう少し監督が交代した後、うまくやっていければもっと上に行けたと思います。そこは正直、監督として初めての経験だったので、そこの経験値、監督力というのが足りなかったかな、と感じていますけれど、それを選手、スタッフに助けられながら、そういう状況の中で決して諦めなかった選手やスタッフに本当に感謝したいと思います。この4ヶ月だけでなく日々進化してきたんですけど、本当にこの4カ月間というのはいろんな逆境が常に試合の前にあって、それを乗り越えてきた4カ月間だったと思います。真価という意味においては自分自身3年間くらいの経験を積ませてもらったと思うので、クラブ、選手、チームとしても4ヶ月の間に何年か分の進化を遂げたと思います。その結果が今日しっかり証明できたと思います」
Q:始めてJ1で戦った年とACLがかかった似たような状況だったと思います。前回は0-1、今回は1-0。逆転した部分、鳥栖のサッカーで伸びた部分は?
「今回の結果に繋がったのはJ2時代から自分たちのスタイルを貫き通してきた結果だと思います。一昨年、ACLに届かなかった、その後も、去年の苦しいシーズンも、そして今年、監督交代というなかでも、チームとしてスタイルを貫き通したところが一番良かったのではないかと思います」
Q:最終節、選手たちは最後は気力で走っているように見えました。その選手たちにどんな言葉をかけたいですか?
「本当にお疲れ様、という言葉しかないと思います。前節も、一人退場した中で、浦和さんに同点に追いついた。また今日の試合は選手が変わった中で最後まで走り抜いてくれたことは感謝したいと思います」
以上
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