●秋葉忠宏監督（群馬）：
「今シーズン、アウェイゲームとしてはラストのゲームの中、大勢のサポーターがこの味の素スタジアムまで来てくれたことは嬉しく思っています。ただその中でなかなか一年間消化できなかった。2点目、３点目を獲るということができなかったことが今日のドローになってしまったと思います。当たり前ですが、後半かなりオープンなゲームになって、ヴェルディさんにも我々にも2点、3点獲るチャンスがあった中で、お互いに1点ずつしか獲れなかったので、こういう結果になるなっていう、今は1点はルールがどんどん改正されていく中で、1-0で勝つというのはなかなか難しい時代になっていますので、2点、3点、4点と追加点をしっかり仕留めるところで獲れるかどうかが、勝点3を拾えるかになってくると思いますので、ラストホームで我々はもう1試合残っていますので、この宿題をしっかりとホームの最終節で消化して、必ずホームで皆さんと笑顔で今シーズンを締めくくれるように、また1週間、特にフィニッシュのところに重きを置いてトレーニングしていきたいなと思います。
あとはこういう今日ヴェルディさんとやれせてもらうことで、オリジナル10でもあり、J1で優勝経験のあるヴェルディさんですら、何か1つ歯車が狂うとここまで残留争いをしなくてはいけないと、改めてプロリーグの厳しさだとか、怖さみたいなものを、我々も去年味わっているだけに、また改めて感じたというか、思い出させてもらったなと思います。だからこそクラブには来季以降もしっかりとした資金面であり、環境面っていうのをもっともっとしっかりと整えてもらって、上を目指せるようなチームになって欲しいと思います。そこをしっかりとクラブのフロントであり、言うなればクラブの取り締まり役の人たちまでもがしっかりと自覚と理解を持って、今の状況ではJ1昇格どころか、J3に落ちる降格候補の1つだという危機感を強く、強く、強く持っていただいて、よりクラブを発展させていくためには何が必要なのかっていうことを今一度上の方たちは考えていただいた上で、来季に向けてまもなく始まるであろう編成のところでしっかりとしたいいクラブを、強いチームを作っていって欲しいとは思います。その中で、まもなく始まる編成のところでやっぱりしっかりとしたクラブは愛情であり誠意を持って選手にしっかりと接していって、いろいろな決断を下して欲しいなと思います」

Q:追加点を獲れなかったことが勝点3を逃したいうことですが、終盤に失点したことよりも、やはり2点目、3点目を獲れなかったことが問題と考えていますか？
「僕はそのように思っています。相手の点を獲った選手がサイドバックの福井選手が点を獲ったように、リスクを負ってくるというのはどこのチームもそうですし、オープンなゲームの中で2点目、3点目を獲れるかどうかが勝点3を獲れる、昇格争いができるクラブになっていく、チームになっていくと思いますので、それがいつまでも獲れないとなかなか勝点を積み上げていく、上位にいくことは難しいと今日改めて思いましたし、でもそこで選手が戦っていないか、ボールにいっていないか、防戦一方だったのかというとそうではなくて、チャンスがあったからこそ、2つめ獲って2-0になればある程度ゲームは決まって、相手の戦意も削げるっていう部分も含めて考えると2点目、3点目を獲ることが最大の防御になり、攻撃になり勝点を獲るために最良の選択だと思います」

Q:交代についてですが、今日は勝っている状態で早く交代のカードを切りましたが、怪我などの影響はありますか？
「痙攣を起こしている選手もいましたし、もちろん最後までカードを持っておくことも考えたんですが、オープンなタフなゲームでかなりお互いにアグレッシブに打ち合う展開になっていたので、見ていて必ずどこかで体力的なところでカードを切らないといけないなと思っていましたので、早めによりパワーある選手、より動ける選手、よりフレッシュな選手をだしていこうとしたことと、今言いましたが、痙攣も少しありましたのでカードを切らざるを得なかったこと、この2つのが早めにカードを切った理由です」

Q:攻撃の組み立てのところよりもゴール前の精度というところが2点目、3点目に届かなかったところですか？
「そうですね。特にフィニッシュのシーンも多かったですが、後半それと同時に気になったのはシュートで終われてない、やりきれなかったところがかなり増えましたので、そこはフィニッシュと同様に、カウンターをしっかりやりきってシュートで終わってくるのと、どこかで引っかかってカウンター返しを食らうのでは疲労度も違ってきますし、メンタル的にも変わってきてしまうので、そこはゲーム中でもずっと言っていたんですが、しっかりとやりきってゴールキック、ゴール決めきって帰ってくるのと、途中で引っかかってカウンターを受けて帰ってくるのでは全然違うので、そういったところはより選手に精度であり判断のところを求めたいなと思います」

Q:次が今シーズンのラストゲームで秋葉監督にとっても2シーズン戦った最後のゲームになりますが、そこを含めてどういったゲームにしたいですか。
「もうやってきたことをしっかりとホームで出すということが一番大事だと思いますので、今更ながら、いつも言っていますが、よそ行きのサッカーをするつもりもありませんし、引いてカウンター、守って、守ってというチームは作ってきていないので、しっかりと我々らしく、アグレッシブに攻守においてアクションを起こしていく、主導権を握っていくということをしっかりやって、多くのゴールを見せていい形で締めくくれるようにというのは選手含めて我々スタッフを含めてやっているので、そのためにもこの1週間どう過ごすのか、どういうテンションでどういうトレーニングをするのかっていうのかは非常に大事になってくると思いますので、最後に集大成を見せれるように、またもう一度全員で、ファミリーとなってやれるように頑張りたいと思います」

以上