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【J1:第31節 柏 vs 徳島】プレビュー:逆転でのACL出場権獲得を目指す柏が今季初の4連勝を狙う。徳島の守備とカウンターは日立台の牙城を崩せるか。(14.11.02)

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柏と徳島は、リーグ第4節とヤマザキナビスコカップ予選リーグ第7節、今季2度対戦し、2−0、4−1で、ともに柏が勝利を収めている。ただ、ヤマザキナビスコカップでは前半のうちに先制できたからこそ最終的に点差が開いたが、最初に対戦したアウェイ鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムでは、自陣にブロックを作り上げた徳島の守備に苦しめられ、柏が前がかりになったところで、徳島がカウンターに出ていくという展開になり、77分の橋本和と、85分のレアンドロのゴールによって2−0で辛くも勝ち切ったという試合だった。柏にとっては攻めながらもゴールが奪えないもどかしい流れが続き、簡単ではなかったことは確かだった。

おそらく今回の対戦も、第4節と近い展開になると予想している。徳島は最下位が決まっているとはいえ、粘りを見せた前節の名古屋戦終了後には、小林伸二監督も「降格が決まって中3日でしたが、上手くリカバリーしてくれた」、「全体的に入りも良かったし、上手く運べた」と振り返り、敗れはしたものの、選手の戦う姿勢については評価を与えた。
名古屋戦では無得点に終わった攻撃も、前々節のC大阪戦までは3試合連続でゴールを記録していた。守備に粘り強さがある分、攻撃との噛み合いがうまくハマれば、徳島が先手を取って逃げ切るという展開も十分に考えられる。ホーム13戦無敗と圧倒的な強さを誇る柏の日立台で、徳島は今季の4勝目を狙う。

「アドリアーノとエステバンが入って、ボールを持てるようになった。試合を見ていても、そういう局面が見られる」(ネルシーニョ監督)
柏と徳島の対戦は、2度とも中断期間前であり、ネルシーニョ監督が名前を挙げたアドリアーノ、エステバン、さらに村松大輔は、過去の対戦以降に加わった選手たちだ。しかもシステムも3−4−2−1へ変えるなど、様々な部分で以前との違いが見られる。守備をベースにした徳島の戦い方は変わらないまでも、警戒すべきポイントは過去2度の対戦よりも明らかに多いと踏まえて、この一戦に臨まなければならない。

柏が守備攻略に手を焼き、焦りからミスが出始めた時は危険である。ネルシーニョ監督によれば、「こちらがミスを犯すと、相手のカウンターペースにハマってしまうと思います。イージーなミスをなくし、相手がミスを誘うようなところに、我々がいかにクオリティを上げられるか」。
柏はここ3試合、鹿島、G大阪、仙台を相手に3連勝を飾った。勝点を大きく伸ばし、AFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位鹿島との勝点差は3。残りのリーグ戦で全勝して勝点を60まで到達させれば、アジアへの挑戦権を得られる可能性が高いため、逆にその「勝たなければならない」という意識が裏目に出て攻め急ぐあまり、ネルシーニョ監督の懸念するミスが生まれるようでは、まず苦戦は免れないだろう。

加えて、今節は鈴木大輔と渡部博文が出場停止である。すでに離脱中の近藤直也を含めて、最終ラインは、中谷進之介、秋野央樹、エドゥアルドといった若い選手を起用せざるを得ない状況だ。大谷秀和が「経験値という部分で差があるのは仕方がない。その分、若い選手の思い切りの良さを出してほしい。若い選手が出ることを不安には思っていない」と話すように、フレッシュな選手ゆえのプラスアルファを試合で発揮できるか。そこは柏が勝利を収める上では、重要な要素の1つだ。

柏は直近の3試合、全て試合終了間際に勝ち越し点を奪ってきた。その成功体験を生かし、仮に徳島の守備を攻略できず、スコアレスの重苦しい展開が続いても、攻め続けていれば最後にはゴールが奪えると信じて、試合終了の瞬間まで冷静かつ貪欲に戦い続けたい。それが今季初の4連勝を飾る鍵でもある。

以上

2014.11.01 Reported by 鈴木潤
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