●長谷川健太監督（Ｇ大阪）：

「雨の中非常にたくさんのガンバサポーターが応援に駆けつけてくれて、勝利をプレゼントできなかったのは残念ですけど、選手は最後まで気持ちを出して戦ってくれたと思っています。前半はなかなかチャンスらしいチャンスというところは良い時間もあったけど作れなくて、ミスから失う場面やカウンターの場面が何回かあって、あとはイエローカードを３枚出されましたので、もう少し落ち着いて戦うという話をして後半に入りました。良い流れでビッグチャンスも作りながら、先に点を取っていればまた違った展開になったと思いますが、最後の１０分間、レイソルとやるとこういう展開になるというのは分かっていましたので、先に取れなかった、逆に向こうに取られたということで、非常に残念なゲームだったと思います。また中３日で試合があるので、気持ちを切り替えていきたいと思います」

Ｑ：中盤の形を変えた理由と、パトリック選手を外した理由を教えてください。
「中盤の形を変えたのは、レイソルと前回対戦してなかなかマッチアップできなかったということで、今日は非常に押し込む展開は多かったので、そのへんについては選手も理解してやってくれたと思います。パトリックを変えた理由は連戦だということと、若干左足に違和感があったので、佐藤（晃大）も天皇杯で非常に良いプレーをしてくれましたので、チャンスを与えたということです」

Ｑ：最後に倉田秋選手を入れて、遠藤保仁選手を下げるかと思いましたが、倉田選手を後ろにして、先制点を奪われた後はその関係が逆になりましたが、その理由は。
「アウェイなので、あそこが迷った部分で、遠藤をアンカーに入れて、トップ下に倉田を入れるか、結局は今野（泰幸）をアンカーにして、倉田を左に出して、遠藤のトップ下が周りをうまく使っていたので、その部分はあまり変えたくないというところです。明神（智和）が終盤はだいぶ疲れていたので、点を取る展開になった時に、今野がアンカーにいた方がリスク管理はできるかなと、サイドはキム チャンスが後半から入ってきて足もありましたので、そういう意味では遠藤をサイドに出すという選択肢よりも、フレッシュな倉田を入れて、そこから逆にチャンスをというところで、ああいう形にしました。最後点を取りに行く時は、もう負けている時なので、遠藤をアンカーにして、ボールを散らして、倉田は前に絡んでということで、失点をした後はそういう形にしました」

Ｑ：首位の浦和と勝点５差になりました。残り５試合で５差を、監督はどのように考えていますか。
「難しい数字だと思いますけど、まだ直接対決が残っていますので、浦和を見るというよりも次の試合で連敗をしないとか、きちんとホームで勝てる準備をする方が先決だと思います。浦和云々よりも自分たちが戦えるように準備できればいいんじゃないかと思います」

Ｑ：浦和と鹿島はＪ１しかありませんが、Ｇ大阪は日程が苦しくなります。天皇杯とヤマザキナビスコカップはどのような影響を与えると思いますか。
「ヤマザキナビスコカップは決勝戦だけなので、そんなに大きな影響はないと思っています。天皇杯の準決勝は中２日、中３日、１週間の間に入ってくるので、そういう意味では多少は影響があるかもしれませんが、１０月もここまで６試合戦ってきていますし、９月も７試合戦って、連戦でチームもタフになっています。１１月はそういう意味ではさほど試合数は多くないので、なんとか全員の力を合わせて乗り切っていきたいと思っています」

以上