●田坂和昭監督（大分）：

「勝点が取れなかったということは残念ですが、まあ、負けて言うのもあれですけど、徐々に自分たちが目指すサッカーというのが近づいているなと。前節（第36節）の松本戦にしても、今日の千葉戦にしても、非常に狙いを持って我々のサッカーができていると。そこで勝てない、勝点を取れないのがまだ足りない部分だと思うんですけど。攻守において非常に走ること。前線からプレッシャーをかけること。しっかりとラインコントロールをしながら守備をコンパクトにすること。攻撃に関してはカウンターで出て行くとかゴール前での迫力はもう本当に試合をやるごとに出ていますので、あとはどう仕留めるかというところです。残りの試合、自分たちの手でなんとかできるので、もちろん勝点をしっかりと取れるように、また準備していきたいと思います。この試合が終わって、選手は非常に悔しい顔をしています。悔しい顔をしていますけど、まだリーグ戦は終わったわけではないですし、順位が決まったわけでもないので、Ｊ１昇格に向けて準備したいなと思います」

Ｑ：今日、練習で狙いとしてやっていたことが非常に良く出せていましたが、やはり攻撃に移った時の精度のところであと一歩が足りないのかなと思いました。そのあたりはこれから先の短時間でどのように修正していきますか。
「もちろん精度の話をすれば、どのチームも課題であって、今日のお互いのハイプレッシャー、お互いの高いラインコントロールでコンパクトなサッカーをやっていれば、もちろん精度のところが問われるんですけども、その精度の差で今日はやられてしまったと。前半の１点にしても谷澤（達也）の個にやられましたし、２点目にしても森本（貴幸）の個でやられたと。そういうところが我々に足りなかった部分なので、これはいつも言っていますけど、短期間でどうこうというわけではなくて、もちろんそれぞれの得意、不得意があるんですね。だけど、得意なところをしっかり伸ばしてあげる。精度を高くしてあげるというところが、チームとして精度を高める近道だと思いますので、苦手なところを克服というよりはしっかりとできることの精度を高めてあげる。できることを数多くさせてあげるというところを短期間でもやらせたいなというところが、精度を上げるという意味では今後しなければならないことかなと思っています」

以上