●マッシモフィッカデンティ監督(F東京):
「みなさんが見た通りの結果だと思います。4−0という結果が示していると思います。最初に1点目を取れたことが、その後の試合運びを簡単にしてくれたと思いますが、苦しい時間帯もしっかり耐えることができました。その中で、カウンターでゴールを奪い取った後に、河野(広貴)の素晴らしいプレーもあった。そしてゴールシーンで言うと、徳永(悠平)の素晴らしいクロスもあったし、4点目の太田(宏介)の素晴らしいプレーもあった。そうしたプレーを考えると、今日の結果は100%満足している。相手の柏は毎年必ずタイトルを取ってきて、最近も決して悪い状態ではなかったチームだと思っている。その相手に、この結果を残せたことに満足している」
Q:開幕戦は引き分けでしたが、そこからどのような成長を遂げたのでしょうか?
「1試合目も決して悪い試合ではなかった。チームは非常にいいプレーをしていたし、引き分けには終わりましたけど、そこはしっかり言っておきたいと思います。一緒に選手たちと働いて、もう7カ月になるが、常日頃言っていますが、本当に強いチームをつくり上げるためにはやはり日々積み重ねていくことが大事になってくる。それはシーズン序盤から言ってきたことです。名前を挙げるとすれば、ここ最近では武藤(嘉紀)選手が本当に注目されていますが、河野、そして吉本(一謙)。彼らは去年もこのチームにいたわけだから、そういった選手がこれだけ今年活躍しているのは、この7カ月間で本当に1つ1つ細かい部分もしっかりと大事にしながら、1日1日を大切に積み上げてきた結果だと思っています。今、選手の名前を上げたが、もちろん他の選手たち、本当に素晴らしい成長を遂げていると思いますけれど、残りの選手たちに関しては去年から活躍していたということで、みなさんも知っている名前だと思うのであえて名前は挙げませんでした」
Q:走り勝たないといけないサッカーのスタイルだと思いますが、走り勝っているという手応えはありますか?
「普段からトレーニングをたくさん積んでいるし、どういうサッカーを展開したいかということは全員で理解しているので、その分しっかり走れていると思う。よく夏の期間というのは、大変で体力が落ちるからという話はよく聞くんですけど、その考え方は自分の中では非常に違和感を覚えていた。実際に正しいトレーニングを積むことで、7、8月と一番厳しい期間にどこのチームよりも走っていたという自負はあります。走るためには練習を積まないといけないというのは、非常にはっきりしていると思いますけど」
Q:2点目、3点目が同じ得点の繰り返しだったが、それは意図的だったのでしょうか?
「よく試合を見て、相手のチームを研究することはあるが、基本的には自分たちのサッカーの特長として、しっかりとオーガナイズされたプレッシングをチーム全体でやることによって、3トップにして、前から行くこともあるし、中盤、そしてDFラインが連動することで、いいプレッシングになって、そこでボールを奪い取って、一気にあとは仕掛けるというのは、今日に限ったことではなくて、今までもそういう形でゴールがたくさん決まっています。ですから、まさに準備していた普段からやっている形が今回出たかなと思います。もちろん90分間同じような高い位置でのプレッシングというのは難しくなってくるので、時間帯によっては少し待って、セットした状態で、相手の様子をうかがいながら、または時間帯によっては前からどんどん仕掛けていく。この時期、チーム全体として共通理解も深くなって、うまくいっていると思っています」
以上
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