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【J2:第33節 京都 vs 湘南】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(14.09.23)

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●曹貴裁監督(湘南):
「お疲れ様でした。アウェイのサポーターの皆さんがいつもお金を使って来てくれて本当にいつもありがたく思っています。今日は本当にここからそういう思いでいます。
去年降格してからまた監督をさせてもらうことになって、まだ降格から1年経っていませんが、あの時、選手の悔しそうな顔とか、あの時の瞬間というのが、いつも頭から離れなくて、落ちたのは全部俺の責任だし、選手たちは本当に頑張ってくれたしと思う中で苦しい日々もありましたけど、今日のゲームは9割くらい京都さんの試合で、本当に素晴らしいチームだと思いました。勝てる要素は、もしかしたら後のデーターで見直しても、走行距離で見直しても相手に持っていかれた試合だと思います。その選手のそういうひたむきな気持ち、試合に出れなくても腐らず、チャンスを待ってチームのために働く、そういう気持ちだけが最後に残っていて、神様がプレゼントをくれた、そういう試合だったと思います。他のチームのこと、他の国のことも分かりませんが、ベルマーレでやっている選手に言っていることは、我々が見せるサッカーで見ている人が心を動かされる様なそういうプレーをしなくてはいけないと。自分たちが上手いとか、相手よりもパスを回したということに満足するのではなくて、相手を上回るということは、それを応援してくれる人たちがみんな、そこにシンクロして、同じ気持ちになることだと話したんですけど、今日昇格が決まっても(※)、僕も一瞬喜びましたけど、選手も心の底から喜んでなくて、でも、そのことが彼らの成長だと思いますし、本当に彼らから色んなことを教えてもらっています。これだけ熱くプレーしてくれる選手を指導していて、心の底から誇りに思うし、自分は本当に幸せだなと思っています。今日、昇格を決めましたけど、まだ残り9試合ありますので、優勝、勝点を少しでも積み上げられるようまた選手たちとやっていきたいし、またあのステージに戻る、来年僕がいるかは分かりませんが、あのステージに戻る彼らのプレーを皆さんまた応援してあげて下さい。僕も彼らがJ1のステージの中で躍動出来る様に、残りの時間、しっかり彼らとやっていきたいし、今年いた、7年目、8年目のダイスケ(菊池)やシマ(島村)やユウヤ(中村)、それから向こうに残った選手もいますし、最年長のアベはこっちに来ていないですけど一生懸命やってくれていますし、途中できた(藤田)セイヤ、(樋口)ヒロキ、(熊谷)アンドリュー、彼らも含めて、本当に毎日厳しいことを言われながら向き合ってきた彼らには、心のそこから敬意を表します。それを後押ししてくれたサポーターのみなさん、本当にありがとうございます」

Q:おめでとうございます。試合前に磐田の結果を伝えたのか。京都の90%のゲームになったのはそれが要因にもなるか
「磐田が負けたと伝えました。だから引き分けでいこうとは言っていませんが。それが緊張の度合いをアップさせたことは間違いないと思います。ただ、それを経験して乗り切ることも大事だと思ったので。2年前と違うし、あえてそういうことを言って選手たちに最後まで、勝点3を目指しながら勝点1でも昇格できるのだということを認識させながらやらせたかったというのはあります。今日はちょっとグラウンドの問題もあったんですけど、ボールを奪った後にロストする場面もあったので、1点目取られたシーンもそうだったんですけど、そういう緊張感だったりプレッシャーが選手の肩に少し乗ったなという感じはしますけど、でも、磐田の話をしたこと、選手が緊張したことは至ってノーマルだったと思うので。そのことついてとやかく言うこともないし、言わなければよかったかなとも思ってないです」

Q:それらが、最後の方でCKで時間を稼いだり、選手が状況を理解したプレーにつながったのか?
「湘南スタイルは最後の最後まで攻めきるのがノーマルなスタイルで、今日は途中で形を変えて、なりふり構わずやっていましたけど。例えば去年J1で戦っていた彼らのマインドはとにかくスタイルを貫くことが勝利につながるということで、しゃにむにそれを貫いて彼ら自身のプレーは成長したと思います。それは今年も一緒ですけど、じゃあ今日2対2になったところで、ああいうシマ(島村)の素晴らしいシュートで追い付いて、その後、100%の内の80%をカウンターでやられるリスクを選手が感じたのであれば、今日、勝点1で残留できる、優勝できるという状況で、スタイルをただ貫けばいいとも思っていないです。だから、アンドリューたちにそっちで時間を使え、とは言いましたけど、選手がいやがったら絶対に言わないです。選手がいやそうなら言ってなかったけど、選手もそういう風に思っている、勝点1でいくぞという話もしたので、そこは監督として決断しないといけないかなと思って決断しました。でも、それがメインになってもいけないと一方でも思っているので、勝負というのは少しのところで展開がプラスになったりマイナスになったりする。その厳しさを僕はまだ3年目ですけど、去年1年凄く味わったので、それをどこまで解消できたか分からないですけど、それもサッカーの一つですし。相手も力があるのだったら守備を頑張らなくてはいけない。でもその中で自分たちがやろうとしていることはブレてはいけないということが、これから彼らが日本の代表になっていく選手も出てきてもらいたいですけど、そういうところにつながっていくと思うので。勝負を度外視してスタイルを貫けばいいんだというのはどこか違うと思っているので。勝つためにスタイルがあって、そのためにやっていくことを突き詰めながら、そういうこともサッカーの一部だと選手が成長することになっていくことだと思うので。最初からそうしろとは絶対に言わないですけど、展開、状況によってはそういうこともあるのがサッカーだと思っています。なぜなら、相手があるし、状況があるので。相手がなくて、状況がいつも勝っている状況であればそういうことをする必要ないと思っていますけど、そう思っています」

Q:2−1でリードされた時、同点に追いついた時の気持ちを。
「形を変えて、4枚にした時に、大黒選手に走られるリスクは分かっていたんですけど、とにかく、あの時間1−1で終わるつもりもなかったし、2点目、3点目取りに行く、2点目取られていましたし。そういう姿勢でいくと選手には伝えました。反省すべきところはありますが、今年後半逆転されたこと実は初めてなんですけど、そんなに慌てなかったというか、逆に残り15分京都さんが点を取りに来るのか、守りに来るのか確認しながらもう一枚と思っていたんですけど。ここでウチがチャンスがあれば点を取れるなという気持ちもあったんですけど。ただ、本当にシマのシュートがあそこに飛ぶとは思ってなかったです。ファンタスティックでしたね。選手会長なんでね、ウチの」

Q:開幕前に過去最強の湘南を作ろうと言っていて、リーグの記録を塗り替えて、素直な気持ちは?
「記録が塗り替えられたというのは一言、選手の頑張りだと思います。過去、我々2000年に名前を湘南ベルマーレに変えて、10年くらい上れなくて、ここ5、6年で落ちて、上って、落ちてまた今年上れるということで、…ずーっと続く湘南のDNAを僕がたまたまここ2、3年受けましたけど、それが、やっと結実したかなというのもおかしいですけど。これは今年だけでなく、去年や一昨年、その前から、湘南の火山の地下に潜っていたものがようやく一気に流れ出してくれたかなという感じはあります。でも一気に流れ出す火山というのは、どこかで止まるんです。それが粛々と延々と流れ続けるチームを作らないといけないと思います。本当にバーっと噴火してそれが終わっている様じゃ、このチームの先はないと思っているので。素晴らしい記録を出したことは本当に良かったと思いますけど、次が大事ですね」

以上

※J1昇格はJリーグ理事会の承認をもって最終的に確定します。
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