本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第32節 千葉 vs 岐阜】プレビュー:前節の攻守に手応えを感じた岐阜に、千葉は前節の反省から勝負を仕掛ける攻撃とイージーミスをなくす守備で挑む。(14.09.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
第30節終了時に8位の千葉は前節(第31節)で4位の北九州と対戦し、1−3の完敗を喫した。北九州よりも先に決定機を作りながらモノにできなかったのが響き、24分にPKで失点。その後はより守備意識を高めた北九州の守備ブロックを崩す攻撃ができず、前半終了間際にCKの流れから、後半には自陣でボールを奪われてからとミス絡みの失点を重ねた。後半だけで18本のシュートを打つ猛攻を見せたが、得点はクロスを森本貴幸が落としてのオナイウ阿道の1点のみ。6位の大分とは勝点差2ながらも10位に後退した。

千葉はJ2リーグ戦では、関塚隆監督が指揮を執った第22節・栃木戦から第29節・水戸戦まで8試合で3失点と、イージーな失点が減ってきていた。だが、第30節・京都戦、そして前節と連続でマークミスや判断ミスが目立つ3失点。GKの岡本昌弘は「北九州戦は自分のゴールキックがミスで相手にボールを取られたところから始まってPKになった。3失点とも防げる失点だった。京都戦の3失点目は、マイボールで千葉のスローインと思った選手がほとんどで、集中力が切れたところがあった。うちのスローインになっていたとしても勝っていた状況だから、そこでもっと時間を使うプレーが必要で、あんなふうに前に上がって行く必要はなかった。無失点の試合でも相手がシュートを外して助かった試合もあったので、『失点しなくてよかったね』ではなくて、選手一人ひとりがもっとプレーの一つひとつの細かいところにこだわって、突き詰めていかないといけない」と話した。

また、前節の攻撃について井出遥也は「みんなが縦に推進力を持って入って行けない時間が前半も後半も長かったし、ペナルティエリアに入って行く仕事の数が少なかった。攻撃のスイッチを入れる時のスピードやテンポは課題」と話し、最後尾から攻撃を見ていた岡本は「勝負を仕掛ける縦パスが少なかったし、ゴール前でのダイレクトプレーやワンツーパスが少なかった」と話した。前節はビルドアップのパスが出せる山口智、前線で個の強さを発揮できるケンペスが負傷欠場したが、誰がピッチに立っても勝負所でのスピードアップなどのテンポの変化や仕掛ける動きをチームとしてやりきれるかがカギとなる。

前節の岐阜は、気迫あふれる相手のプレスを受けてボールロストが多かったこともあってスコアレスドローに終わった第30節・富山戦の反省から、4−4−1−1の新システムで臨んだ。チーム最多の14得点をあげているナザリトが負傷欠場したが、立ち上がりから主導権を握って攻め、45+1分に初スタメンのクレイトン ドミンゲスが先制点を奪取。後半に札幌の選手交代を受けて3バックに変更し、しっかり守りつつサイド攻撃を狙った。その後は退場者を出して数的不利になりながらも反撃を仕掛ける札幌にうまく対応しようとしたが、87分にFKからパスをつながれて失点して1−1の引き分けに終わった。

それでもイージーなボールロストをなくし、攻守の切り替えで優位に立つ戦いを実践できて、ラモス瑠偉監督も選手も手応えを感じた。第28節・福岡戦は0−1で敗れたが、第23節・讃岐戦から4勝4分1敗。勝点を積み重ねながらチームが着実に成長している。

両チームともサイドからのクロスを生かした得点が多いため、サイドの攻防でどちらが主導権を握れるかが勝負のポイントになる。2−2で引き分けた前回対戦の第12節(岐阜の得点者は比嘉諒人、田中智大)の千葉の得点者は交代出場のケンペスで、クロスからヘディングで決めたものと中村太亮がサイドから仕掛けて受けたファウルで得たPKを決めたもの。勝負を仕掛けるパスと動きでフィニッシュまで攻めきれるか。攻守の切り替えを速くして守備時のミスをなくせるか。その2点で岐阜を上回ることが千葉の勝利に必要だ。

以上

2014.09.19 Reported by 赤沼圭子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/19(月) 00:00 ハイライト:愛媛vs大分【明治安田J2 第27節】