J1昇格へ本気度の表れだ――。
7月に加入したラドンチッチ、林容平に続き、甲府、名古屋でプレーしたことのあるダニエルを獲得した。強化育成の西山哲平氏は「カウンターの起点を潰し、守備の安定を図るため」と、6月7日の第17節・岐阜戦(○1−0)以来、無失点試合のない守備の強化を図り、来季を見据えての補強と説明した。
今日はチーム合流初日ということもあり、ランニング中心のメニューに終始したダニエルは、別メニューで調整する高松大樹と並走して汗を流した。高松に対して「対戦したことがあり覚えている。FWの匂いを出していた」と守備の嗅覚を発揮し、早くもピッタリとマークするあたり、危機察知脳力は確かだ。
「高さとスピードがあり、リーダーシップがある。いろんなポジションをできる器用さもあり、日本でも実績がある」とは田坂和昭監督の評価だが、まずはボランチ、センターバックで適性ポジションを見極めるようだ。週末の第31節・富山戦には手続きの関係上で出場できないが、第32節・福岡戦で大分デビューを飾りそう。
J1昇格に向けて、今季3人目の途中加入となったが、これには訳がある。今季を戦う上で、シーズンスタート時から攻撃と守備の柱となる即戦力は補強しておきたかったが、地方のクラブにとって強化費は限られている。ならば、「ここだ!という時に戦力が整えられるように、資金をプールしてもらっていた」と田坂監督。クラブの台所事情を察し、人件費を抑えられ、ピンポイントで選手を獲得できるシーズン途中の補強を狙っていた。
ようやくラストピースが揃い、J1昇格に向けて舞台は整った。終盤戦に向けて、どう結果を残せるかがポイントとなる。ここからは取りこぼさず、目の前の試合で確実に勝点3を積み上げていくしかない。一昨季、J2の6位からJ1昇格を導いた指揮官が勝負師の顔になった。ここから大分が本領を発揮する!
以上
2014.09.10 Reported by 柚野真也
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