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【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 神戸】レポート:『神戸キラー』FW宇佐美のゴールを含め、3ゴールを挙げたG大阪が準決勝進出。(14.09.08)

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9月3日に神戸ユニバー記念競技場で行われたファーストレグの戦いから、中3日。ガンバ大阪は先発メンバーに変更なく、だが2列目に配置する選手を左右入れ替え、またヴィッセル神戸はセンターバックのDF岩波拓也をDF河本裕之に代えてセカンドレグに臨む。

開始早々の1分。いきなり存在感を示したのは『神戸キラー』のFW宇佐美貴史だった。左サイドでボールを受けると、そのままドリブルで中央へ持ち込み右足を振り抜く。シュートはわずかに右へずれたものの、いきなりの見せ場に万博記念競技場が大きくどよめく。そのシュートがチームを勢いづけたのか、先制点を奪ったのは1分後のことだった。左サイドでFW宇佐美からのパスを受けたMF倉田秋が絶妙なクロスボールを送り込むとダイレクトで合わせたのはMF阿部浩之。右足で的確にゴールを捉え、G大阪が先制点をものにすると、攻撃が加速。5月以降の戦いではわずかに1度しか負けていないホーム・万博の地で相手DFの間を縫うような速いパス回しと、相手の背後をとったショートカウンターを使い分けながら、果敢に神戸ゴールに襲いかかる。

アウェイの地で痛い先制点を奪われた神戸だったが、クラブ史上初の準決勝進出を賭けた戦いに諦める訳にはいかない。またファーストレグ同様、まずは1−1に持ち込めば、勝機は十分あるという考えもあってのことだろう。相手の攻撃にさらされる時間も多い前半になったとはいえ、集中力は切らさず落ち着いて対応をみせる。だが、ボールを奪ってからの攻撃においては今ひとつギアが上がらない。ファーストレグと同様にこの日もスタートから2トップを組んだFW田代有三、FWマルキーニョスにも思うようにボールが入らず、両サイドを広く使って攻撃を仕掛けようとしても、パスの精度を欠き、思うように前線にボールを運べない時間が続く。

それでも両者のボールへの執念が感じられる、白熱した展開が続く中、再びゴールを奪ったのはG大阪だった。28分、FW宇佐美が相手DFのバックミスをを奪うと、身体を反転させながらシュート。ペナルティエリアやや外、『宇佐美エリア』としても定着しつつある得意なミドルレンジから右足で放ったシュートは的確にゴールを捉え、『神戸キラー』の男が、神戸戦では7戦連続、9発目のゴールを奪い、神戸を突き放す。

2−0とG大阪リードで迎えた後半。神戸はFW田代に代えてMF小川慶治朗を投入。FWマルキーニョスとFWペドロ・ジュニオールが2トップを築き、MF小川は右MFのポジションに据え、逆襲を狙う。
だが後半も立ち上がりはG大阪のペースで試合が展開。競った後のセカンドボールも殆どがG大阪がものにして流れを掴む。また前半同様、枚数をかけた厚みのある攻撃も見られ、神戸はその攻撃への対応に追われ、なかなか攻撃に転じることができない。その神戸がようやく相手ゴール前までボールを運んだのは8分を過ぎてから。最後にMF杉浦恭平が放ったミドルシュートは枠を捉えられなかったものの、そのゴールをきっかけに神戸がボールを支配する時間が徐々に増え始める。だが、試合巧者に立ったG大阪に持たされている印象も否めず、流れを引き寄せるにはいたらない。攻撃力が魅力のMF松村亮やMF石津大介を投入し中盤をダイヤモンドにして攻撃の枚数を増やしても、それは変わらず。エリア内まで侵入することはできても、ボランチを含めて安定したパフォーマンスを示していたG大阪の堅守を切り崩すにはいたらない。しかも、守勢にまわる時間がやや増えながらも、『守→攻』『攻→守』の早い切り替えから攻守に盤石のパフォーマンスを示していたG大阪のMF倉田に83分に追加点を奪われ万事休す。

結果、ファーストレグを1−1、セカンドレグを3−0、トータル4−1で勝利をおさめたG大阪が準決勝進出を決めた。

以上

2014.09.08 Reported by 高村美砂
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