●川勝良一監督（京都）：

「８月、ここずっと負けてはいないけど引き分けが続いていて、先に失点したりもあるし、あと１点取ればというところの点が少し…。引き分けの試合はウチがほとんど支配している。今日のゲームもファーストシュートで１点取られた。危ないシーンが防ぎきれるようなトレーニングとか、もう少し厳しく意識付けで対応するとか。あと後半も追い付いてからチャンスがあったけれども、単純に外を上手く支配できているのにクロスの質がちょっとまだ上がらない。中でもつれるところまで最低でもボールを入れていくとか。時間が過ぎると焦りもあるので、少し冷静な崩しの判断は減るけども…。でも選手は９０分間よく走ってくれているし攻守に渡って誰も引き分け狙いのプレーをしている訳でもない。しかしサポーターにも８月１回しか勝利を見せられなかったというのは全員もう一回反省して、失点を先にしないとか、点をしっかり取って勝ち切るとか、そこをまた１週間しっかりと準備したい」

Ｑ：後半、工藤選手を入れてドウグラス選手のポジションを変えましたが、それも含めて交代の意図を
「前半は、横谷がずっと調子良くて、トップ下でボールをさばいたりフィニッシュの演出も相当できていた。当然、ドウグラスはトップ下のほうがやりやすいだろうけど、ゲームの流れで左サイドから崩せている形も多かったので、フィニッシャーでドウグラスが逆サイドから入るということも得点パターンとして考えていた。実際に何回かそういう中への入り方しているし、惜しいところもあった。ただ、やはり点が欲しいということで後半５〜１０分くらいを目安に、横谷も疲れてボールを触われなくなっていたし工藤も好調なので交代した。ドウグラスをトップ下にして、よく追い付くゴールを決めてくれたけど、、９０分出場は久しぶりなので最後は相当疲れていたと思う。ターゲットとしても使えるし、今の京都のやり方だと外をこれだけ取れて使えているのでやはり中に対しての入り方だとか高さという面で、後半は早めにドウグラスをいつもの位置に戻した。
若い２人（田村亮介、石田雅俊）の交代は、相手も足がだいぶ止まっていたし、山瀬も大黒も勝ちたいというのが出ていたので９０分いけるとは思った。ただタイプの違う人を少しでも最後で入れて、その中で崩し、突破、フィニッシュにつなげる、そういう意図で入れました」

以上