●扇原貴宏選手（Ｃ大阪）
「前半に関しては、攻撃もいい形でできている場面も多かったし、本当に相手に決定的なチャンスを与えなかったし、60分くらいまでは我慢強く戦えていたのですが、後半になって、ちょっとボールを相手に持たれすぎたというか、ちょっと守りに入り過ぎていたのかなというのはあるので、もっと自分たちでしっかりボールを握らないと、守りっぱなしではきついので。そういうバランスは今日はちょっと悪かったのかなと思います」

Q:60分、70分まで、Ｃ大阪のペースでできたことは、向上への手応えになった？
「内容に関しては、徐々にですが、よくなってきているなというのは感じています。ただ、勝負どころで、勝ちきれる試合で勝たないとダメだし、内容がよくなってきていると言っても（勝たなければ）意味がないので。それをしっかりと、みんなで、ここでもう１つになって、勝点３を目指してやっていきたい。ここで崩れてしまっては絶対にダメなので。こういうときこそ、選手、スタッフ、サポーター、全員が１つにならないといけないなと思います」

●南野拓実選手（Ｃ大阪）
「２点目、３点目を取れる時間帯もあったし、そこで決め切れなかったことが、悪い流れになった原因であり、そこを我慢できなかったという感じです」

Q:後半のシュート機会について。
「決定的なチャンスはあったし、もっと冷静にできれば……。決めることができたシーンとかもあったし、個人的にはそこを修正しなければいけない」

Q:チームとして今週準備してきたサッカーがわりとできていたのでは？
「前半の入りのところで押し込めることができ、きっちり我慢するところで我慢できたのですが、後半、足が止まってきて、中盤でもボールを相手が拾う時間も多くなり、そこはよく感じるし、チームとしてそこは修正しなければいけない」

Q:守りきれなかったというより、得点を取り切れないことのほうが課題と考えている？
「どっちがというよりも、どっちもが、今のＣ大阪として課題だと思うし、攻撃面に関しては個人の意識というか、そのときの判断で修正できるところもあると思うので、そこは個人として質を上げたい」

●平野甲斐選手（Ｃ大阪）
「もう……、悔しいです……。タラレバなんですが、交代も、最初の２人とか、（負傷のため）こっちの意図で交代したわけではないですし。いい形が作れていて、チャンスもあったし、そこを決めきれなかった前（攻撃陣）も悪かったと思いますし。たぶん、ディエゴ（フォルラン）のヘディングが外れたのと、（南野）拓実のシュートが外れたあたりから、向こうのペースになってしまったので。あれだけシュートを外したら、Ｊ１なら、雰囲気は変わっちゃうのかなと思いました」

Q:リーグ戦が10試合以上残っているなか、ここから這い上がるべく、今、何が求められるか？
「やっていることに対して、自分たちが不信感を抱くことが、一番ダメだし、やり続けて、それを本当に突き抜けたときに、勝ちというのがあると思うので。２点目を奪うことだったり、失点ゼロで抑えることで、勝ちは生まれてくると思うので、そこは全員意識を持って、練習から取り組んでいきたい」

●染谷悠太選手（Ｃ大阪）
Q:緊急的な出場になったなかで、心がけていたことは？
「まずは失点しないことを一番大事に考えてやっていました」

Q:神戸が後半システムを変えてきたなかで、我慢の時間帯が続いたなかの失点だったが？
「失点は防げるものが多いし、今日も自分たちが攻めているなかで、１本でウラを走られてしまったし、そういったところのリスク管理とかは、常々言われていること。そこはもっと徹底してやらないといけないところだったかなと思います」

Q:リーグ戦はあと10試合以上残っているなか、ここで落ち込んでいるわけにはいかないが、今、何が求められるか？
「目の前の１試合１試合にベストを尽くすしかない。そう言うと、どうしても刹那的になってしまうが、それが一番勝利への近道というか、自分たちのやっていることを信じて、このままよりよくなるようにやっていきたい」

●高橋峻希選手（神戸）
「前半早い時間帯に失点してしまって、ほんと仙台戦と同じような形なってしまった。チャンスはあるけれど点が奪えず、後半はスペースがある中でボール保持はできたんですけれど、なかなか決められない状況だった。けれど、ファビオ（シンプリシオ）が決めてくれて、そこからまた落ち着いてできるようになって。最後の最後で（森岡）亮太が持っていく形になりましたけれど、ブレずにできたと思います」

Q:前半４−４−２で、後半は４−２−３−１でしたが、それぞれ狙いは？
「まずしっかり相手のラインを下げるってことで、裏へ裏へを狙ってはいたんですけれど、それができていなかったので、そこで自分たちで首を絞めて、カウンターを食らうっていうのが前半だったと思います。逆に後半はスペースがあったので利用できたかなと思います。でも、失点がもったいなかったかなと思います」

Q:高いポジションをとってもボールが出て来ないシーンもありましたが？
「そこで外へ広げることも選択肢の一つとして持っておけば、楽に攻撃はできるんじゃないかなと思いました。後半はピッチ全体を使うことができたのでうまくいったのかなと思います」

Q:復帰戦でしたが？
「全然でしたけど、勝てて良かったです。ゴールも狙っていたんですけど。徐々に上がればいいかなと思います」

Q:勢いに乗れそうな勝ち方でしたが？
「そうですね、次はヤマザキナビスコカップでＧ大阪が相手で、本当にリーグ戦は無しにして、トーナメントっていう戦いになるので、最初の試合が大事になると思うので、そこに向けてやっていきたいです」

●森岡亮太選手（神戸）
Q:やはり代表は意識して試合に入った？
「そうですね、やっぱり。良くはなかったですね。前半は自分たちでペースを潰してしまう形になっちゃったので」

Q:今日のスタートは４−４−２？
「そうですね」

Q:最後のゴールシーンでボールがこぼれたのは狙っていた？
「シュートを打ったらこぼれるって言う風に考えていたんですけれど。ちょっとガチャとなってこぼれてきたんですけれど」

Q:それまでシュートもたくさん打って決められなかったが、最後はなぜ決められた？
「いや、もう予想外みたいにボールがこぼれて来たので芯で打ったというか。それまでは１対１とかミドルシュートとかで考える時間があったというか。変に考え過ぎたのかなと思います」

Q:そういうゴールの取り方は感覚で？
「そうですね。あまり考えていない時の方が入ったりしますね」

Q:シュートへの意識は持ち味？
「持ち味というか課題というか。少ない試合もあるので意識はしています」

Q:札幌に代表合宿に行きますが気持ち的にこのゴールは良かったのでは？
「そうですね。決めないよりは良かったですけど。切り換えてやりたいと思います」

Q:代表は楽しみですか？
「試合に出たら、どれくらい自分ができるのかを知りたいので楽しみですね」

Q:引いてボランチの位置に入ったりもしていますが、それがやり易い？
「そうですね。プレースタイルというか、チームもそういう感じなので。ま、ずっと楽しくサッカーをしたいですね」

●シンプリシオ選手（神戸）
「（ナイスゴールでした）自分でゴールできるとは思わなかったですけれど、決められてうれしいです。でも、素直に喜べないところもあって。Ｃ大阪がこういう状況にあって、ただこれからはＣ大阪のことを応援しますし、頑張ってほしいと思います」

Q:監督がこの１週間はシンプリシオ選手の目の色が変わっていたと言っていましたが？
「特別な試合でしたし、自分たちにとって今日の勝点３が重要だとも思っていました。この勝点３が自分たちに自信を与えてくれて、もっと上に行けると思います」

Q:右サイドのペドロ ジュニオールからパスが来ましたが、最初から流し込むようなイメージがあった？
「どんな形でも狙えるように準備はしていましたし、Ｃ大阪の集中力が切れた時に、ああいったゴールへ流し込むのは事前に準備していました」

Q:先制されたがチームに動揺はあった？
「ノーマルでしたね。Ｃ大阪は若くて才能のある選手が多いチームですので前半からああやってプレスに来るのは分かっていました。それを我々は経験で交わして試合の流れを読んで、どこで攻撃を仕掛けて、どこでゴールを取るか、僕たちはそれを経験でできたと思います」

Q:森岡選手の成長をどう思う？
「彼は特別な選手です。彼の成長にチームが担っている部分もあると思いますし、ブラジル人たちが学んでいる部分もあると思います。彼はこれから代表に行ってさらに成長し続けてほしいと思います」

Q:試合後にはサポーターの前でダンスもされましたが？
「みんながふざけて僕を前に押しやって。（次も期待しています）あまりダンスはうまくないので、神戸の勝利だけにしてください。今日は勝って本当にうれしかったです。ダンスのことは忘れてください（笑）」

以上