前節(第28節)群馬戦(○2−1)で勝利の立役者となった林容平。前半5分、木島悠の先制点をお膳立てし、追加点(前半8分)は得意のカウンターから相手DFが間合いを詰めないとみるや右足を一閃、ゴール左隅にしっかりと決めた。後半は左サイドハーフにポジションが変わり守備に負われるも、体力の限界を乗り越え90分間を戦い抜いた。試合後の代表質問を終え、顔面蒼白でヨロヨロと歩きながらミックスゾーンをあとにした姿は、死闘を物語っていた。
公称177cm、64kg。試合中は相手の激しい当たりにもビクともせずピッチを駆け回るが、一般男性に比べても細い身体は際立つ。チームメイトからは名字の林をもじり「モヤシ」と呼ばれ、F東京時代はポポヴィッチ前監督から「骨ちゃん」と命名されたこともある。確かにスラリと伸びた手足はアスリートのものとはほど遠く、手首なんて缶コーヒーより細い。本人曰く「毎日5食摂るんですが、どうしても太らない」らしい。
2週間前にチーム全員で焼肉を食べた時には、肉食系をアピールしようとガツガツ食べたらしいが、翌日から体調不良となり練習を回避した。「よく焼いて食べたんですが僕だけ当たっちゃったみたいで…」。胃腸が弱く、食が細い「もやしっ子のお骨ちゃん」ではあるが、それでも結果は出す。その週の試合(第26節・東京V戦)では、体重はさらに落ちたが、決勝点となるPKを獲得し、チームの勝利に貢献した。
前節も、実は風邪気味で体調不良であったが、結果を残した。酔えば酔うほど強くなる酔拳は、酒を適量飲むことによって無駄で余分な力みを捨てることを容易にする。であればこの細男、痩せれば痩せるほど集中力を研ぎ澄まし、得点を量産するのかもしれない。骨のある男である、ワイルドだろ〜(古っ)。
以上
2014.08.27 Reported by 柚野真也
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- bluelock2024
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off