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【J1:第21節 新潟 vs 徳島】レポート:徳島が高崎の2得点で快勝し、対新潟初勝利をゲット。新潟はまたも今季初の連勝を逃す。(14.08.24)

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徳島が新潟に2-1で競り勝った。高崎寛之が2得点の活躍。前半5分に先制点を奪うと、1-1の前半38分には勝ち越しゴールを決めた。新潟は前半24分に成岡翔のゴールで一時追い付くが、ミスが連発し、再びリードを許した後はゴールが遠かった。徳島は今季3勝目。新潟は今季初のリーグ戦連勝はならなかった。

高崎の自身3試合ぶりのゴールがチームの 連敗を2で止めた。前半5分、中央で村松大輔からパスを受けると、正確なコントロールでゴール左隅に収めた。同点とされた後、さらに得点感覚は高まった。38分、ゴール中央に迫ったアドリアーノからボールが出ると、一瞬ノーマークに。そこを逃さずにきっちりと決めた。

「先制点は強いシュートを打とうとしたが、速いパスが来たのでとっさに体が反応した。良いコースに行って入って良かった。2点目も僕の前に転がって来て押し込むだけだった」と控え目に話す。同時に「流れが来ているうちに点が取れて良かった」と、効果的なタイミングで得点できたことを喜んだ。

これで今季7得点。この試合を含め、7得点中6得点がリーグ戦が再開してからのものだ。1試合2得点は第17節大宮戦以来 で、得点した5試合は2勝2引き分け1敗と勝点ゲットに貢献している。

徳島の小林伸二監督は急成長の要因について、「動けるようになった。懐の深いコントロールができるようになってきた」と言う。この日はアドリアーノ、衛藤裕らと流動的に攻めた。高崎はパスに対しての動き出しや動き直し、アドリアーノのフォローなどで起点を作るだけでなく、2、3次攻撃にも備えた。「点を取るということだけに集中すると取れなくなる。動いているから取れている」。小林監督は周囲の動きを見て、流れの中のピースとして働いていることを評価した。

今季、新潟にはヤマザキナビスコカップ予選、リーグ戦の前回対戦といずれもホームで敗れていた。3度目の対戦、その借りをアウェイで返した。18位の現状が続き、残留に向けては厳しい状況には変わりない。それでもリーグ戦再開後は2勝2引き分け3敗と、勝点を重ねられるようになってきた。「勝ち続けるしか残留の道はない。1つ1つ勝点を積み上げるだけ」と高崎。その1歩ずつの歩みに好感触が伴ってきた。

対して新潟は、覇気を感じさせることができないまま90分を終えた。20日の天皇杯3回戦で長崎に1-2で敗れたのに続くホームでの敗戦。長崎戦同様の大きなブーイングが、試合後の選手たちに浴びせられた。リーグ戦前節もホーム戦で、大宮を下した。ここで勝てば今季初の連勝だったが、またも逃した。

前半から後手を踏まされた。徳島に、ボールを持ったところに複数でのプレッシャーをかけられ、パスの精度を失った。ミスからカウンターを仕掛けられ、ゴール前での対応にも苦慮した。「中の人数が足りず、寄せが遅れた」と大井健太郎が言うように受け身の対応の連続が失点を招いた。前半24分に、田中亜土夢の折り返しを成岡翔が決めて追い付いたものの、結果的に流れを変えるまでには至らなかった。

「前半がひどすぎる。相手のスペースをチームとして使えなかった」と柳下正明監督。チームとしての意思統一が不十分なまま失点した前半が、試合の流れに影響した。何より、最も大切なものを欠いていた。成岡は言う。「戦う気持ちをもう一度見せないと。うちのサッカーはそれがベースと言っても過言ではないので」。前線からのプレスと、足を止めずに攻守に連動したプレー、そして戦い抜く精神力。長崎戦と同様、新潟 らしさは影を潜めていた。

苦闘のシーズンが続く中、徳島は前進する好材料を見つけた。新潟はやるべきことをできずに、足踏みした。

以上

2014.08.24 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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