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【J2:第28節 松本 vs 山形】プレビュー:激闘の天皇杯3回戦を経て、中3日での激突。松本は過去未勝利の“青い壁”を乗り越えられるか?(14.08.24)

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17日の前節から、中2日という強行軍で天皇杯3回戦を戦った両チーム。さらに中3日で迎える今節、疲労は当然あろう。特に天皇杯でも大きなメンバー変更を行わなかった松本にとっては、コンディション調整が大きなカギとなる一戦だ。

松本の“二兎を追った”2014シーズンはひとまず終わりを告げた。天皇杯3回戦でFC東京に0−2の敗戦。戦前には「J1チームとJ2の2位、どこまで差があるか気になると思う」と意気込みを語っていた犬飼智也も、「課題が多く見つかったことが収穫だった」と静かに唇を噛んだ。簡潔に言えば、その差は大きかった。リーグ戦で5試合連続完封中のF東京を前に、最初から多くの点を望めない試合ではあった。しかし、F東京は渡邉千真・エドゥーらだけではなく、平山相太・河野広貴などアタッカー陣も多士済々であった。地力に勝る相手の前に苦い敗北を喫したが、それすら現在地を知るための良薬とするだけのしたたかさが今の松本にはある。前節・愛媛戦を4−1で勝利し、これでリーグ戦は9戦負けなし。今節は1位・湘南と3位・磐田との“ビッグマッチ”が行われる。また、5位・岡山と6位・千葉の激突もある。当然他会場の結果も気になるが、まずは眼前の試合に全力で立ち向かう。

対する山形は、天皇杯3回戦もJFLのソニー仙台との対戦を萬代宏樹のゴールできっちりウノゼロの勝利。しかも主力選手に休養を与えることにも成功した。リーグ戦でも前節・札幌戦では試合開始直後に失点しながら、ディエゴのPKによる2得点で逆転勝利。そのヒーローが試合後に「みんなあきらめずに頭を下げずに、前に前にアグレッシブに行った」と振り返ったように、相手ペナルティエリアへ仕掛けられているからこそのPK奪取。中島裕希、ディエゴ、ロメロ・フランクなどアタッカー陣は粒揃い。さらに宮阪政樹の右足と石川竜也の左足は正確無比。秋葉勝のミドルシュートにも過去に痛い目にあっているだけに、一瞬の気の緩みも禁物だ。昨季までは守備面に脆さも見えたが、そこはJ2を知り尽くしたベテランの石崎信弘監督の指導により失点数もリーグ3位の少なさとなっている。今季ここまで10勝9敗8引き分けで9位ながら、ここ3戦は負けなしと調子は明らかに上向き。ある意味、松本にとっては真価を問われる試合となろう。

上述のとおり、山形は天皇杯3回戦では主力選手は出場しなかったため、体力面は山形に分がありそうだ。一方で反町康治監督は「つまり天皇杯3回戦に出なかった選手が松本に来るということ」とニヤリ。スカウティングは順調に進んでいる様子だ。Jリーグ加盟以来、松本は山形に未だ勝利がない(3敗2引き分け)。だからこそ、欲するのは勝点3のみ――。昇格に向けて青い壁を乗り越えていけるか。

以上

2014.08.23 Reported by 多岐太宿
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