★大会の情報はCOPA COCA-COLA JAPAN2014オフィシャルサイトで！
http://www.cocacola.jp/copa/

中学生ならば、サッカー経験の有無を問わず参加できる「COPA COCA-COLA JAPAN 2014」。仙台地区予選では午前・午後の部、それぞれを勝ち抜いた計2チームが、9月13・14日に静岡県御殿場高原で開催される「COPA CAMP」行きをつかむ！　天気にも恵まれ、選手達は熱中症に気をつけながら思い切り汗を流した。

この大会は勝敗以外にも、まずは「いろいろな思いを持った人がサッカーを通して集まって、一緒に“楽しむ”こと」という北澤豪アンバサダーの言葉通りのポイントがある。仙台会場に集まった24チームは、競技経験も地域もいろいろ。違う部活動をしながらこの大会のために集まったチームもあれば、同じクラブチームの仲間たちもいる。東日本大震災のあと、なかなか練習ができなくなったけれど、そんななかでもサッカーが仲間をつないでくれたチームもある。みんな、この大会ならでは、というチームばかりだ。

「持ち味は元気、大声、そしてスタミナです！」と笑顔で話してくれた大沼友之介選手や佐藤龍馬選手が所属する「いつめんFC」もこの大会ならではチームの1つで、プレー中の選手も、ベンチから応援する選手も、とにかく元気で賑やかだった。
さて午前の部でそのいつめんFCに勝って地区代表となったのが、「ハニー仙台」。サッカー部に野球部に、ハンドボール部、テニス部等が混ざった男女混成チームだ。あれこれ混ざっているけれど、小学生の頃から仲が良いメンバーのチームワークは抜群。「北澤さんに会うために参加しました」とヒーローインタビューで語って、北澤さんに「いい社会人になれるよ！」と返された遠藤海音選手のように、味わいのあるメンバーがそろっている。

午後の部はサッカー経験者の多い組み合わせとなったが、そのなかで見事地区代表の座を射止めたのは「岩出山・古川黎明中学校」。チーム名にある2つの中学校の合同チームだ。1年生当時の大会でそれぞれ人数が足りなくて合同チームで参加した経験があるのだが、「その時のメンバーでまた楽しみたい」という思いとともに再結成した。地区代表決定戦では宮城の強豪「塩釜FC」と短い時間で1点を取り合った末に、PK戦へ。両チームのGKが大活躍する展開で、「実はPK戦は得意じゃないんです」という高橋駿一郎選手が2本を止めて勝利に貢献した。

「特に中学生の年代は本当に吸収力があるので、サッカーだけでなくいろいろなスポーツを経験してみることが、人間を作るうえで本当に大きいんです。打ち込む部活動とともに、“遊び”で、いろいろな背景や思いを持った仲間と一緒にやるという経験もできることが理想。2020年の東京五輪のときには、そういうスポーツ文化の基盤が今よりも整えられているといいなと思います。その意味でも、『COPA COCA-COLA』は価値ある大会だと思いますね」と、選手たちが楽しむ顔を見ながら、うれしそうに語ってくれた北澤さん。
「そしてもう1つ、この大会に参加することや大会のために練習する中で、コカ・コーラ社がサポートするAHL（Active Healthy Living＝活動的／健康的な生活習慣）に沿って『運動時や成長期の水分補給』をみんなが自主的に身につけていく。そういう貴重な機会でもあります」とも話してくれた。

いろいろな思いを持った仲間たちが、サッカーを通じて楽しんだ夏の1日。そしてこの日決まった代表は、「COPA CAMP」と、その先にある11月3日の優勝決定戦（日産スタジアム）を目指す。そこに、さらなる楽しみを期待しながら。

以上

2014.08.20 Reported by 板垣晴朗