●ディエゴ選手（山形）：
「今日の試合は早い時間に点を入れられたけど、みんなあきらめずに頭を下げずに、前に前にアグレッシブに行った。そこは点を決めたというよりもすごくよかったと思います。この試合の前の練習で、みんなで集まって話していたのは、悪いときは自分たち、やっている選手でしか抜け出せないということ。そこはしっかり今日は結果が出たんじゃないかなと思います。一番うれしいのはチームがホームで勝ったということです。（８／２４の次節で対戦する）松本は調子がいいので、アウェイに行ってしっかりいい準備して勝てるように頑張ります」

●中島裕希選手（山形）：
「最初、早く点を取られて1点追う立場になりましたけど、みんなが球際を激しくやることができていたと思うし、本当に気持ちの入ったいいゲームだったと思います」

Q：前半は相手のサイドバックの上原慎也選手に前に立たれて、攻撃でボールを前に運びづらいようにも見えましたが？
「でもシュートも結構打てたし、チームとしてもチャンスをつくれた。前半はそれでPKで追いつけて非常によかったと思います。同点にしたら、また後半に新たな気持ちで入れたし、みんなのモチベーションも変わってきますし、非常によかったなと思います」

Q：後半は相手もサイドを上げてきて、攻撃的に修正してきましたが？
「次の1点が大事だと思っていたので、先に取れて、また相手が前がかりになって背の高い選手も入れてきましたけど、こっちも対応できてたし、みんな頑張ってしっかり守備できて、そこから飛び出すというのを心掛けてました。元気な選手は飛び出せてましたけど、僕的にはちょっとあまり飛び出す機会はなかったです。でも取ったボールをしっかりつないで、ボールを握れる時間帯もあったし、今日は本当によかったと思います。ディフェンスラインも集中してたし、本当に守備が頑張ってくれたなと思います」

●秋葉勝選手（山形）：
「2本ともPKで、ラッキーでした。失点後も、やられてしまったことはしょうがないという考えで、時間があったので追いつけるだろうなぐらいの感覚で個人的には思ってました」

Q：高い位置でプレッシャーをかける時間帯も多かったですが、意図する試合運びができましたか？
「個人的に僕がミスって、つなぎの部分だったり、そこから前の部分があまり流れが来てなかったので、ちょっと申し訳ないなと思いながら、前半はどこかで挽回できたらと思いながらやってました。自分のところには結構ボールが入ってたりしていたし、自分にスペースもあったので、そこから崩すのがあまりうまくいかなかったです」

●松岡亮輔選手（山形）：
「今日の試合が始まる前、試合前夜とかには、このあと松本戦・湘南戦と続くということで、この試合をないがしろにしがちだったんですけど、そこはしっかりと自分のなかで意識して今日の試合に懸けよう、ケガしてもいいから全力でやるために今日の試合に懸けようと強い気持ちを持てました。次は松本戦（8/24＠松本）ですけど、変わらずこの1試合に向けて自分のラストゲームというか、1試合1試合がラストゲームのような気持ちで臨めるようになればパフォーマンスが上がるかなと。それぐらい強い気持ちを持って1試合1試合に向けて臨んでいきたいなと思います」

Q：後半の10分、15分くらいは危ないシーンが続きましたが、どのように修正しましたか？
「チームの流れが悪いときに、どうやって自分たちの流れに持ってくるかとか修正するかというのは、一番は自分たちのストロングポイントが出せる状態にするということだと思います。僕たちのストロングポイントというのは、やっぱり前から下がらずにブロックをある程度しか組まずに前からプレスに行きたい、奪いたい、相手に圧力をかけたい、前からカウンターを狙いたいというのはある。そこはバイタルをケアし過ぎずに、下がらずに1歩前に踏み出せる勇気をみんなで持とうとは考えてました。それがうまくいったのかどうか、後半は微妙なところもありますけど、結果的に逆転できたというのはそういう気持ちがあったからかなと思います」

Q：PKにつながったシュートは決めるところだと？
「でしょうね。セカンドボールという予測の部分も大きいし、そこがうまくハマったのはインターセプトするぐらい気持ちよかったです。相手との駆け引きのなかで素早くセカンドボールを拾いに行けたというのは、地味だけど、自分のなかではいいワンプレーだったかなと思います。よりそれが際立つようなゴールを決めるというのは必要かなとは思いましたね」

Q：勝利自体が今後のいいきっかけになる、波に乗れるということもあると思いますが？
「勝利で波に乗っていける人と、慢心してダメになっちゃう人がいると思う。それは僕が言うことでもないし、個人個人どういう人物かというのは自己分析して反映していったらいいと思います。僕自身はもう30歳ですけど、もちろんうれしいですけど、シーズン終了後にほっとしたいというか、そういう意識が強いので、特に勝っても負けても自己分析は欠かせませんし、勝利で浮かれるような気持ちにはならないです」

●内村圭宏選手（札幌）：
「気持ちを出していこうということで、立ち上がりは悪くなかったんですけど、そのあと相手のプレスに全部引っかかって、前半は特に押し込まれっ放しだった。パスで剥がしたりいなせないなら、もっとはっきり裏に蹴って押し上げるとか、それができずに中途半端につなごうとしてまた引っかかってという繰り返しだった。プレッシャーがあってもみんなで剥がしたり、いなしていけるようにするのと、できないなら本番なので蹴ったり勝つためのやり方をもっとやりたかった。それができなかったです」

Q：自身にとっては、久しぶりのゴールがようやく生まれましたが？
「点はやっと入ったのでよかったですけど、あれだけ攻められて負けたら全然意味がない。そういう意味でももっとボールに絡んで2点、3点取れればよかったです。でも、それを認めてやるしかない。まだまだ可能性はあるし、もっと気持ちを出して、1試合のなかで途切れないように、結果も出しながら成長していきたいです」

●石井謙伍選手（札幌）：
Q：PKを与えたシーンは相手を押さえようという感じではなかった？
「いや、シュートブロックに行っただけです。チームには申し訳ない気持ちです」

Q：守備で忙しい試合だったのでは？
「そんなこともないと思います。攻撃にも行けていたし、バランスよく守れてたんじゃないかなと思います。セカンドボールを拾われている時間帯もあって、でもそこはみんなで我慢して、声をかけ合ってやってました。内容は悪くはないというのは何回も言っているんですけど、結果的に負けてるので。今は結果が大事。内容云々より、結果が出ないので、そこは自分たちに足りないところがたくさんあってこういう結果になっているんじゃないかなと思います」

●深井一希選手（札幌）：
「前半早々に、ずっと取れてなかったゴールを幸先よく取れて、いい感じでいけていたんですけど、アンラッキーというか仕方ないPKを与えてしまって、そこまでみんなで我慢して守れていただけに、あの1点が本当に、仕方ないけど残念だった。前半に相手がかなりプレッシャーに来ていて、後半は相手の体力面なのか自分たちが修正したのか少しずつ空いてきて、いい形で何回か崩せてた。それだけに、後半もあのPKが結果として響いちゃったなという感じです」

Q：前半、相手のプレッシャーに対して、少し長いボールで外すような意図はありましたか？
「相手が食らいついてきているだけに、1本FW、サイドバックに入れるだけでかなり打開できた。そこは意識してましたけど、セカンドボールをさばこうと思っても、相手の早いプレッシャーに戸惑ったという印象があります。失点もそうですけど、その前に自分のところで1回ボールを取られて、あそこが本当に相手を勢いづかせちゃったなというのがあるので、そこは本当に反省しています」

Q：4連敗ですが、立て直しに向けて。
「4連敗してますけど、やってることは間違ってないし、内容も全然悪くないので、下を向かずに。すぐ天皇杯があるので、そこでまた勢いづけることができるようにやっていきたいです」

●菊岡拓朗選手（札幌）：
「結果が出なかった。チームの力になりたかったですけど、なれなかった。すごく悔しいです。後半はある程度、相手もプレスに来られなくなって、いい崩しまでできたけど、やっぱり点が取れない。結果的にゴールはPK2つですけど、今は連敗しているなかで結果がすべてですので、そこを今は深く受け止めてます」

以上