●石崎信弘監督（山形）：

「３連敗後に前節ホームで勝ち、なんとか連勝したいと思っていた。台風の風や雨もあり、かなり難しいゲームだった。
立ち上がりに良いかたちで得点できた。セットプレーの失点については、最近ケアしていたが、やられてしまった。前半、少し攻撃のところで消極的になった。もっと後半のようにボールが前に動くようになっていれば前半からチャンスはつくれただろう。後半はずいぶんと前に行くようになり、決定的なチャンスも何回かあった。そういうところできっちり決めないと、前掛かりになっている分、カウンターを受けることになる。GK山岸を中心にDFラインで相手のカウンターにはうまく対応してくれたと思う。大変難しいゲームで引き分け、次はホームで札幌（8／17＠ＮＤスタ）と対戦する。ホームではなんとしてでも勝利という結果を残していきたい」

Q：台風の影響は。
「うちは風を生かすというよりも、しっかりボールをつないでチャンスをつくらなければいけない。風上になると長いボールが多くなりがちになるが、それでもきっちりつないでいきたい。後半に風下になって、うまくつなげるようになった。風上を意識せずに前半から後半のようなサッカーを続けられるようにしなければいけない」

Q：攻め込んでいたが勝ち越し点を奪えなかった。バリエーションに問題があったのか。
「サイドから良いアーリークロスを入れていたが、ゴール前で反応していなかったり、中央のコンビネーションでまだ出し手と受け手との息が合っていない。あとは３人目の動きであるとか。そういうところをもっともっと上げていかないと、５枚、４枚で守られた時に崩し切れないと思う」

Q：相手の得点者の宮吉選手は移籍したばかりだったが。
「期限付き移籍してきて最初の試合で点を取ると宮吉選手も自信がつくし、チームメイトからの信頼も得たと思う。富山は前線の白崎選手、中島選手、今回得点した宮吉選手と、すごく将来性のある、可能性のある選手がそろっている。J２で試合に出て良い経験をしていると思う。そういう選手が山形にも来てくれたらなと思う。３人には日本を背負うような選手になってほしい」

以上