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【J2:第26節 富山 vs 山形】安間貴義監督(富山)記者会見コメント(14.08.10)

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●安間貴義監督(富山):

「台風の中で来場してくださった方に感謝しています。後押ししていただき、ありがたかったです。
今週は意志があった。御厨を中心に選手同士で話し合いをして、もう一度やろうとした。試合に出ているメンバーを中心に前節・横浜FC戦の映像を90分通して見た。背後を取られたのは1度しかなく、守りは破たんしていないのに、選手たちは負けているような気持ちだったようだ。映像で現実を見ることで頭を整理した。それではなぜ勝てないのか。決定機を5、6回外したのが原因。加えて0−0なのに負けているような気分になっているのが問題だと確認した。
今日の立ち上がりの失点は高准翼が前に掛かりすぎて後ろを空けてしまい、カバーし切れなかった。またかと思った。しかし、そこで声を掛け合って、(これまでのように)連続失点するのではなく、同点に追い付いたのは彼らの成長だ。ハーフタイムにも意見を交わしていた。相手のサイドバックが気になるということだったので、システムを変えて対応した。勝つんだという意志を感じた。(ここ数年にわたり)精神的に自立することをずっと課題にしてきたが、今日は『変えようと思えば今すぐ始められる』と白板に書いた。崩れずに我慢して同点にし、最後にもう一度(勝ち越しの)チャンスをつくってきた。ゲームの流れを尊重して戦えたと思う。しかしまだ同点。まだまだやらなければいけないことがある。繰り返して質を上げていかなければならない」

Q:新加入の井澤、宮吉選手が攻守に活躍した。
「2人がフィットしていたかといえば、今週の紅白戦では目も当てられないほど(悪かった)。なにをして、なにをできたかに目を向けて積極的にやろうとした。守備のスライドとか、パーフェクトではないのは確かだが、ほかの選手が声を出して、2人が遅れた部分はカバーしながら、DFラインが下がってしまっても体を張りながら、指示を出してやっていた。文句ではなく、受け入れたうえで指示の声を出していた。2人を受け入れる態勢ができていることが、このチームの良いところだと思う。
内側(内面)が染まっていないのは良いところ。井澤が『あとは点が取れたら最近の試合内容は問題ない』と第三者の視点で言ってくれたのはよかった。得点につながるCKは、FKを井澤がクイックで始めたことで獲得している。意志のあるプレーだった。そのCKから得点を入れた宮吉はすごいと思った。これまではなかなか決め切れなかったのだが、宮吉は決めた。2人がうちにないものを加えてくれた。もっと多く出せるようにしていってほしい。
うちは前線にタレントがいるが、そこにボールを供給する精度がなかなか上がってこない。サイドからは行けるようになっているが、中からストンと入れることができない。井澤にはどんどんボールを受けて、そこを狙っていけとは指示していた。良いボールは多かったが、さらに自分で呼び込んで縦パスの本数を増やしていってほしい。仕掛ける意識を持ちながら、やめる判断もできる。これまでは無理に仕掛けてボールを失うことが多かったが、自重するのも決断。めりはりをつけてやってくれたと思う。
うちは決定機をつくれている。しかし最初のシュートで当たり前のように入れる宮吉は改めてすごいなと思う。得点を取るのは才能。しかし、ほかの選手もヒントを得てプレーの幅を広げることはできると思う。そういう効果にも期待はしている。白崎も自分で決めようとして勝負した。パスを出していれば…というのは結果論。積極的にプレーしたことが大きいと思う。今日ベンチ外だった選手も練習で積極的にプレーしていた。2人の加入は刺激になっていると思う。井澤も宮吉も今季は試合経験が少ないこともあって今日は途中で交代したが、90分ピッチに立てるようになってほしい」

以上
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